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で、幸村くんに話を聞いたんだけど…

結果的にあたしが帰りたいなら帰るって話になったらしい。

ちなみにあたしが寝てる間に緊急ミーティングが行われたらしいんだけど、なんか色々と凄かったらしい。

やっすー達とか不動峰とかがあたしが帰るなら帰るって言い出したりしたとかなんとか…

いやいや、それは不味いよ。



「マネージャーは、不参加にしたんだけどね」

「まぁ、私は璃亜に付いていたからね。朋香ちゃんや桜乃ちゃん、杏ちゃんもいてくれたのよ」

「マジでか…後でお礼を言いに行かねば」

「それで話を続けるけど、マネージャーの事…つまり月城さんと天龍寺さんの事なんだけど…」



えーと、マジでか。

なんか跡部くんが明日からマネージャーの仕事をしない様なら帰らせる発言をしたらしい。

もちろん、月城さんや天龍寺さん以外のマネージャーも対象に入るわけだけど…

で、なんか青学の人達は、最初凄く反対してたらしい。月城さんは、ドジだから仕方ないとかなんとか…でも、跡部くんがならそんなのをマネージャーにするなと言ったらしい。



「跡部くん、すげぇ説得力ねぇじゃん…」

「まぁね。でも他の学校からの後押しもあって、仕事をしないマネージャーは強制帰宅になったよ」

「ふーん?まぁ、あたしは帰るけどねー。試合負けたんだし」

「なら、俺達立海と緑山、不動峰、比嘉は帰る事になるね」

「ちょ、いやいやいや!みんなは残って合宿しなよ!跡部くん、やる気になったんでしょ?」



ガバッとベッドから飛び出そうとしたら、それより早く仁王に落ち着けと言わんばかりに押さえられた。

そしてそんなあたしにニコリと笑顔を向ける幸村がちょっと怖かった。

で、跡部くんはあたしを止める権利はないが…残ってくれるなら…と言っていたらしい。

ふーん…あの跡部くんがねぇ。



「でも俺は、まだ跡部を許してないC〜!」

「だよな!つーか、あいつ等全員だけど」

「フンッ…メニュー5倍くらいやってくたばればいいんですよ」

「やだ、氷帝仲悪くなっちゃったの?いや、ジローちゃん達が怒るのは当たり前だけどさ…」

「ちっげぇよ!あいつ等、まだ璃亜に謝ってねぇじゃん!」

「はい?」



で、どうやら…跡部くんとあたしが試合をしている時にあることないこと言ってたんだとか。

まぁ、あたし聞いてないし…気にしてないんだけど…どうやら、がっくん達はそれにも怒っているらしい。


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