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で、わかちゃんがここへ来た理由なんだが、なにやら他の氷帝メンバーがまともに練習をしないかららしい。
ちなみにわかちゃんのキャラ崩壊しているのは、月城さんのせいらしい。
「まぁ、だいたいの理由はわかったけどさ…なんであたしんところに来たし」
「なんつーか…日吉が死にそうな声で璃亜の名前呟いてたからよ」
「あら、わかちゃんたら可愛い」
「…向日さんも璃亜さんも張り倒しますよ」
「あ、いつもの日吉に戻ったC〜!」
で、わかちゃん達と一緒にやっすー達のところにドリンクとタオルを届けて〜
わかちゃん達から詳しく話を聞いたんだけど。
なんか天龍寺さんがマネージャーになってから跡部くん達がまともに練習をしなくなったらしい。
で、昨日もまともに練習しなかったらしいんだけど最近ずっとそうだったから無視して3人で自主練をしていたんだけど、今日は、月城さんがマネージャーでわかちゃんが死にそうになったと…
「正直、帰りたくないです…」
「ホントだぜ。あんなにベタベタされちゃ、まともに練習出来ねぇし」
「まぁ…とりあえず、今日は橘くんに一緒に練習してくれる様に話してあげるから」
「まともに練習出来るならなんでもいいですよ」
「それに璃亜ちゃんがいるCね!」
で、不動峰コートに戻って早速橘くんに事情を話したら快くわかちゃんを受け入れてくれた。
話によると不動峰は、余り練習試合を組めないらしく、むしろ大歓迎らしい。
いや、それにしても橘くんいい人だわ。
「それにしてもあの氷帝がな」
「あたしも実際見てないからわからないけど、あの3人が嘘付いてもなんのメリットないからホントだと思う」
「まぁ、俺達からしたらいい練習相手だがな」
「そう言ってくれてありがと。今日の練習終わったら幸村くん達にも氷帝の事を報告するわ」
「あぁ。それにしても楠木はあの3人に慕われているんだな」
「まぁ、色々あってね〜」
なんだかんだで、さっきまでぐったりとして元気がなかったわかちゃん達は、不動峰のみんなと練習が出来て生き生きとしている。
それにしても…あの跡部くん達が練習しないとはねぇ。
天龍寺さんも月城さんもよくわからないなぁ。関わりたくないけど、さすがにこれはねぇ…
そんな事を考えながら不動峰とわかちゃん達の練習を見つめていた。
(今のは、お前のボールだろ)
(は?日吉のだろ…全く嫌になるよなぁ…)
(ガハハ、喧嘩してる暇ないぜー!)
(向日さんいいリズムッスね♪)
(璃亜ちゃん、見て見て!)
(おー、見てる見てる)
(楠木が来てだいぶ賑かになったな)
(うるさくて、すまんな)
(いや、賑かなのはいいと思うぞ)
(まぁ、みんな楽しそうだしね〜)
(あぁ、いい顔をしている)
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