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うん、なんか緑山とは違ってなんか和気藹々としとる。

しかもあたしが来るなり、坊主の男の子が嬉しそうに駆け寄ってきた。



「えへへ〜俺、葵剣太郎です!」

「お、おう…楠木璃亜ッス」

「あぁ、剣太郎が悪いね。俺は、佐伯虎次郎。一応、部長だよ」

「黒羽春風だぜ!」
「樹希彦なのね」
「木更津亮だよ」
「ダビデでぇす」

「おい!ちゃんと名前言えよ!あ、こいつは天根ヒカルだぜ!」



えと、黒羽くんサンキューッス。とりあえず、六角の人達はフレンドリーっぽいな。

なんか葵くんが凄く嬉しそうな顔をしているのがすげぇ気になるけど。

まぁ、歓迎はされてるっぽいし。よかったよかった。



「確か、楠木さんは掛け持ちだったよね?あんまり無理しない様にね」

「だな!俺等、マネージャーいないからいっつも自分達でやってるからよ!」

「ふんふん、無理は禁物なのねぇ〜」

「うん、ありがとう。でも最低限の事は、あたしがやるからみんなは練習してね」

「よーし!頑張るぞー!」



とりあえず、挨拶は済ませたし。早いところ、タオルやらドリンクの準備をしよう。

榊監督に渡されたプリントを元にタオルやドリンクを準備する為に走る。

もちろん、軽くだけどね。
こんなあっつい中、全力で走りたくないし。

んで、タオルやらを荷台に乗せていると青学のお手伝い2人が現れた。

まぁ、彼女達もタオルを取りに来たんだろう。



「あぁ!立海のマネージャーの人だ!」

「と、朋ちゃんっ…」

「だって名前忘れちゃったし!」

「え、えと…確か楠木さんだよ」

「あぁ!そんな感じだった!」



うん、間違ってはないな。
立海のマネージャーだし。

てか、これまた随分と極端なペアだこと。ツインテールの子はあからさまに気が強そうだし、おさげの子は大人しそうだ。

と言うか、あたしも名前覚えてないや。顔しかわからん。



「ちょっと聞いて下さいよ!」

「お、おう…どうした」

「さっき月城さんに会ったんですけど!なんかマネージャーの仕事押し付けられたんですよ!」

「と、朋ちゃんっ…」

「だって、おかしいじゃない!私の代わりにタオル運んでおいてとか!」



つまり、朋ちゃん(名前がわからないから勝手に読んでる)が言うには先程月城さんに会ったらタオルとドリンクの準備をして持ってこいと言われたらしい。


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