(2/4)


つまりは、あたし達の中から常に2人が掛け持ちになる訳だ。

そして初日の今日は、天龍寺さんとあたしが掛け持ちになった。ちなみにジャンケンに負けたからです、ちきしょう…。



「天龍寺は氷帝と四天宝寺。楠木は、緑山と六角。月城は、山吹。後の4人は、自校のサポートをする様に。では、行ってよし!」



うわっ…うわっ…
まさかの知らない学校2校とか…これは、酷い。あたし、自信ないんですが。

えと、緑山が1年生中心のところで…六角がなんかよくわからないけど海が大好きな人達だったよね?(※真田情報)

とりあえず、マネージャーの仕事はプリントを貰ったから大丈夫だとは思うけど…

そして立海メンバーの元に帰って来た訳だが。



「マジかよい!璃亜、いないのかよい」

「あら、私じゃ不満かしら?」

「い、いや…そうじゃねぇよい」

「緑山も六角も問題はないと思うよ。いつも通りにやって来なよ」

「…ウィーッス」

「なにかあれば連絡しんしゃい」

「んな暇ねぇよ、アホ」



そしてなんだかんだで、時間がないのですぐに緑山のコートに向かった。

ちなみにこの跡部くんの別荘?いや、跡部くんいわく氷帝の合宿所らしいが…なんとテニスコートが室内コート(4面)を入れて15面もあるんだってよ。

もはや、意味がわからないよね!しかも結構、バラバラな配置だし。

つまり、あたしは緑山と六角のコートを行ったり来たりしなくちゃならない訳です。

理由は、緑山と六角はメンバーが少なくて1面だからだ。ちなみに4面コートのところに氷帝、立海、青学、四天宝寺が入っている。

つまり、2面ずつって事ね。


で、先に緑山の方に来た訳だけども…



「あ、オキラクちゃんマネージャー来たよ〜」

「別に邪魔にならなければなにしてもいいけど」

「いや、邪魔する気はないけど」

「とりあえず、面倒だけどメンバー紹介してあげるよ。俺は季楽靖幸、1年だからって舐めないでよね」

「源拓馬」
「昆川純平」
「高瀬聖人」
「北村航」
「津多茜」
「羽生一斗」



う、うわぁ…なんだこのクソ生意気な奴等。いや、この際生意気なのは別にいいや。

とりあえず、マジで1年生しかいないんだ。

まぁ、なんかあたしと仲良くする気はないらしいけど…マネージャーの仕事はしなきゃならないからね。

で、適当によろしくと挨拶をしてあたしは足早に六角のコートに向かった。


prev|next

[戻る]