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そして、どうにか集合時間ギリギリで学校に着く事が出来た。ちなみにあたし達が最後である。

マジでひじきのせいだわ。



「ふふっ、おはよう。どうにか遅刻はしなかったみたいだけど、その様子だとまた赤也がやらかしたみたいだね」

「…ウィッス」

「ホントないわー。モーニングコール頼んどいてマナーモードで寝るとかないわー」

「なるほど。ふふっ、赤也らしいね。まぁ、もう出発だから早く乗りな」

「璃亜先輩〜…」

「あっ、真田パパー!隣いい?」

「完全に無視じゃな」

「ふふっ、璃亜のキレポイントってよくわからないよね」



とりあえず、もうイライラはしてないけどしょんぼりとした赤也がウザったいので逃げるようにバスに乗り込み、相変わらず険しい顔をしている真田くんの隣に座った。

なんかブン太がなんで真田の隣なんだよーい!?とか後ろの方で騒いでいたが無視した。



「よし、全員いるね。じゃあ出発して下さい」

「あ、幸村くん何時くらいに着く予定なの?」

「んー、道の混み具合にもよるけどお昼くらいじゃないかな」

「ふーん?他の学校の人達もそのくらいなの?」

「どうだろうね。詳しくは聞いてないけど、そうなんじゃないかな」



まぁ、四天宝寺?だっけ?そこがかなり遠いだけで他は関東だからねぇ。

てか、よくもまぁそんなに呼べたよね。さすが跡部くんって感じだ。

でもとりあえずは、お昼くらいに着くならかなり時間あるからたくさん寝れるからよかったよかった。

話によると合流して跡部くんから合同合宿の説明をされたらすぐに練習らしいから、休める内に休んでおきたいのだ。



「なに、璃亜寝るの?」

「そうしようかなーって…無駄に早起きしたし」

「ふふっ、そうだね。体調崩したりしたら大変だし、寝ておくといいよ」

「じゃあ真田パパー腕枕してー」

「な、なんだとぅ!?」

「いや、冗談だからそんな大声出さないでよ…。まぁ、強いて言えば肩貸してちょ」

「ふふっ、真田…俺と席変わってもいいんだよ?」

「ちょ…やだ、怖くて寝れなくなるからやめて」



隣が幸村くんとか普通に寝かせてくれないフラグじゃないですかーやだー。

まぁ、結局は真田と席を交換する事はなかったんだけどね。でも普通に冗談だよ。と言った幸村くんの顔が黒かった気がした。

マジで怖い。

そしてあたしは、真田パパの肩に軽く寄り掛かりながらゆっくりと目を閉じた。


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