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そしてなんだかんだでおかわりをしたふうくんとふみくん。

ちなみに丸井は、当たり前と言わんばかりにご飯もハンバーグも大盛りだった。

あ、一応だけどお母さんとお父さんの分は取って置きました。まぁ、結局取って置いた分以外は食べちゃった訳ですが…

どんだけ大食いなんだ。



「ブンちゃん、お風呂はー?」

「お姉ちゃんと入っていいのー?」

「え、ちょ…マジで?」

「いつもは、ジャッカルか俺が一緒なんだよい…」

「いや、でもさすがにお風呂は無理でしょ。片付けしとくから入ってくれば?そんで出て来たら帰るよ」

「お、おう…わりぃな」



時間も時間だしね。

ふうくんとふみくんがいつもどのくらいの時間に寝るかは知らないが、お風呂には早めに入っておいた方がいいに決まってる。

そして、あたしと入れないのがそんなに残念だったのか、テンションが低い2人を丸井が連れていく。


さすがに丸井宅でお風呂に入るのは、気が引ける。あたしん家なら全然構わないんだけどね。


そして夕飯の片付けをしながら、丸井達が出てくるのを待った。

30分くらいしてキャッキャッと騒がしい声が聞こえてきて、出て来たんだなぁ〜なんて思ってたら凄い足音がしたかと思ったら凄い勢いでリビングのドアが開いた。

そして素っ裸のふうくんが登場。



「あ、姉ちゃんまだいた!よかったぁ!」

「おいぃ!?パンツくらい履けい!」

「いや、お前はパンツ以外も履け!!」

「へへっ、姉ちゃーん!」
「ふうくんズルいー!!」

「おい、だからパンツ履けって!!」



そしてふうくんを追い掛けてきた、丸井はパンツこそ履いてるが…パンツだけである。

ちなみに後から来たふみくんもタオルに身を包んでいるが真っ裸である。

しかもふうくんは、あたしに飛び付いて来てるし。まぁ、ちゃんと受け止めましたよ。そして更にふみくんも飛び付いて来たのでまたしてもちゃんと受け止めた。



「ん〜…あっ!あたしが髪の毛乾かしてあげるから着替えておいで!」

「「……!うんっ!」」

「璃亜、扱い上手くなったな…」

「まぁ、子供好きだからね。って、お前も着替えろ!」



そしていい子に(尋常じゃない速さで)着替えてきたふうくんとふみくんの髪の毛を乾かしていると、リビングのドアが開いた。


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