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とりあえず、部活中はマネージャーの仕事を終わらせて早苗とみんなの練習を見ていた。



「ねぇ、早苗?」

「うん?なに?」

「柳くんとはどんな感じなの?お昼の感じだとまともにデートしてないみたいだけど」

「うーん、まぁしてないかな。でも蓮二にはテニス頑張って欲しいし、別にそんなにデートしたい訳じゃないし、気にしてないかな」

「なんてサッパリしたカップルなんだ…あたし等の前だとお構いなしにいちゃつくクセに!」



早苗に詳しく聞くと、まともなデートはしていないけど、家に行ったりとかして一緒にいる時間は取ってるらしい。

でもそれでいいのか?

いや、別に早苗が幸せそうならなんでもいいんだけどさ。むしろ、二人が納得してるならあたしはなにも言わんけど。



「璃亜こそ、好きな人くらい作ったら?」

「えーなんでそうなるの。あたしの彼氏は早苗だから大丈夫。ちなみに嫁でもある」

「私を勝手に彼氏にしないでよ。気になる人とかいないの?丸井くんとか切原くんとか」

「まぁ…いい人だとは思うけどさ」

「あ、じゃあ仁王くんだ」

「うん、それはない」



確かに、仁王には何かと助けられてるけど…うん、なんかねぇ〜。仁王ってなに考えてるかわからないんだよね。

まぁ、それを言ったら幸村くんや柳くんもそうなんだけどさ。でも仁王は、この2人とは、また違った感じなんだよねぇ。

上手く言えないけど。

それに女クセ悪いじゃないですかー。しかもナチュラルにセクハラしてくるし変態じゃないですかーやだー。



「でも仁王くんには、随分と心開いてる様に見えるわよ?なんか特別みたいな」

「えーないでしょ。確かに、マンション一緒だからたま来るけどさ、仕方なく入れてるだけだし」

「あぁ…そう(仁王くん頑張れ、超頑張れ)」

「なら、やっぱりジャッカルくんか柳生くんでしょ。あー今日もイケメンだわ…」

「いや、桑原くんと柳生くんは多分璃亜に合わないでしょ。色んな意味で…」



なんと失礼な!

ジャッカルくんが彼氏なら、きっとあたしは毎日が幸せになるよ!ジャッカルくんスマイルに毎日癒されるよ。

柳生くんが彼氏なら、きっとおしとやかになれる!そして頭も良くなるに違いない。良いこと尽くしじゃないか。


そんな下らない会話を部活が終わるまであたしと早苗としていた。


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