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とりあえず、外に出て来たのはいいんだけどさ…



「どこ行くの?」

「あぁ…なんつーか、ちょいお前に頼みがあってよ」

「ふーん?なに?」

「まぁ…そのなんだ、そろそろジローの誕生日なんだけどよ。そのプレゼント一緒に選んでくんねーかなって」

「…やだ、がっくん可愛い」



まさかのジローちゃんのプレゼントを買いに行きたいとか…なんなのこの氷帝の可愛さは!

しかも理由を聞いたら氷帝の奴等だとジローちゃんの好みとか全部知ってるし、しかも一緒に買いに行くと最終的に値段が高い奴が一番!みたいになるから嫌なんだとか。

てか、それピンポイントで跡部くんじゃん。それによくプレゼントが被るからとの事。

ジローちゃん愛されてんなぁ。さすが天使だな。



「それにジローは、璃亜に懐いてるからよ。璃亜と選んだって言ったら喜んでくれっかなって」

「…もうがっくんもジローちゃんも可愛すぎる。なんなの氷帝?マジでなんなの」

「う、うっせぇよ!ジローとは幼馴染みみてぇなもんだから昔からプレゼントあげてんだよ」

「オケオケ!よし、ジローちゃんとがっくんの為にあたし頑張っちゃうぞー」

「なんか腹立つぜ…」



とりあえず、みんなが今までジローちゃんにあげたプレゼントを聞くと…うーん、やっぱりテニス関係が多いね。後は、食べ物と睡眠グッズ。

うん!あたしってば、ジローちゃんの好みとか全く知らないからすげぇどうでもいいもの買いそうな予感しかしない!

とりあえず、あたしも後日なにか作ってプレゼントしよう。



「じゃあさ、がっくんはなにをもらったら嬉しい?そう考えればいいんじゃない?」

「べ、別になんでも嬉しいだろ。プレゼントとかって…」

「え、なに?がっくんは、あたしを萌え殺そうとしてるのかな?なんなんだよ、チキショー可愛いな!」

「お前こそなんなんだよ!?頭を撫でるなよ!くそくそっ!」

「じゃあもうさ、この際だからもはやプレゼントじゃねぇよ!みたいな残念な感じとかどうよ?」

「意味がわかんねぇ…」



今まで貰った事がないようなプレゼントって意味だよ…多分。

とりあえず、意味がわかんねぇ…とか言いつつもあたしの後を付いてくるがっくん可愛いです。

でもみんなと被らないで…それでいてジローちゃんが喜びそうな物ねぇ。

うーん…難しいなぁ。忍足とかだったら新品のニーハイでもあげれば?って言えるんだけどジローちゃんだからね。


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