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そしてなんだかんだ有りつつも先生にお礼を言って病院を後にした。もちろん、資料はちゃんと持ち帰るよ。

帰ったらもう一度きちんと読み返す予定だからね。


それで病院を出たら跡部くんがこの際だから飯も食べて行くかとか言い出して、何故か跡部くん行き付けの料亭に来ました。

ちなみに氷帝のみなさんは慣れてる様子でなんの迷いもなく高いものをガンガン頼んでます。

いくら、跡部くんの奢りだからって…ねぇ?とか思ってたら我等が立海のみなさんもガンガン頼んでました。もうやだ…こいつ等。



「あーん?璃亜、食わないのか?だから、そんな細いんだよ」

「いや、普通に遠慮してるだけなんですが…」

「ふふっ、跡部に遠慮とかなにそれなんかのギャグ?」

「せや、幸村の言う通りや。跡部に遠慮とかする必要ないで」

「むしろ、遠慮する意味がわかんねぇよ。おい、赤也それ俺のだぜい!」



うん…これは、酷い。
いや、忍足が言うならまだ…まだ!わかるよ?だけど、幸村くん…ギャグってなにそれ。

てか、ギャグとか言ってるわりに目が笑ってないんですが。めちゃくちゃ怖い。

丸井や切原くんなんて、ドカドカ食べてるし。仁王もなんだかんだで普通に食べてる…

って、えぇー!?真田くんが普通にドカドカ食べてる…だと?お父さんなら少しは、遠慮しないか!とか言うと思ったのに…



「まぁ、つまりそういう事だ。お前が食いたいもんを頼め。遠慮なんてする暇があったらしっかり食えよ」

「う、うん…ありがとう。じゃあ跡部くんのオススメ食べたい」

「…お、お前急に可愛い事言い出すんじゃねぇよ。適当に盛ってやる」

「え、なんでそうなったし。あたしが食べられそうなのでよろしく」



何故か訳のわからん事を言い出す跡部くんに頭を傾げる。その様子を何故かわかちゃんが見てて全くバカですね…みたいな顔をされた。

わかちゃんは、また反抗期か。

そして跡部くんが盛ってくれた料理をパクパクと食べる。うん、わかってたけど…凄い美味しいです。

さすが跡部くん行き付けですね。



「うん、美味しい。ありがとう」

「お、おう。他に食いたいもんあるか?」

「いや、跡部くんも食べなよ。てか、本当に病院の事とかありがとうね。感謝してる」

「…気にすんな。俺がしたくてしただけの事だからな。だから、早く治せよ」

「うん、ありがとう!」



何度ありがとうを言っても伝えきれないくらいに感謝している。跡部くんも他の氷帝のみんなも立海のみんなも。

うん!頑張ろう!

結果的に良くはなかったけど…現状が知れただけでもよかったしね。

そして跡部くんオススメの料理をまた口に運んだ。






(おい、あの跡部が照れてるぞ)
(笑った璃亜ちゃん可愛いC〜)
(あ、あれは反則じゃないですか?)
(可愛いのは認めるぜ?な、長太郎)
(は、はい…凄く可愛いと思います)
(攻略するつもりが攻略されとるやん)
(さすが璃亜、やるねー)
(あんな…跡部さん…初めて…です)


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