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そして前払いで切原くんが仁王にジュースを奢り、図書室にて切原くんの課題をやってます。

ちなみにあたしは、仁王に奢ってもらった。てか、無理矢理買わせた。リンゴジュース美味いです。



「てか、これあたしいなくて良くね?暇だし寝ていい?」

「これ、元はお前さんが頼まれた事じゃろ。少しは、手伝いんしゃい」

「ふむ…あたしに英語やらせると余計に時間が掛かるがいいかな?」

「それは勘弁じゃな」

「じゃあ璃亜先輩も一緒に勉強ッスよ!」

「なんでやねん。英語とかあたし日本人だし?必要ないし?」

「あ、それわかるッスー!」



何故か英語が嫌いと言うか苦手な切原くんと意気投合する。てか、あたしの場合…基本的に勉強全般嫌いだけどね。

まぁ、かなり苦手なのは英語くらいしかないけど。

そんなあたしと切原くんをため息を付きながら仁王は、パラパラと課題に目を通す。



「璃亜、これ読んでみんしゃい」

「…………?読めない、以上」

「ダメじゃ、こやつ使えん」

「おい、失礼だぞ」

「ちょ…璃亜先輩、これ1年の課題ッスよ?」

「え、なに?なんかあたしなにもしてないのにすげぇバカにされてる。おかしいだろ」



そして課題は俺が教えるから参考書探して来てくれと言われて本棚とにらめっこしてます。

てか、仁王がわかるなら参考書とか要らなくね?いや、仁王の事だからこれ見ながら自分でやりんしゃいとか言い出しそうだけど。

まぁ、あたしは参考書渡したら寝るし。どうでもいいんですけどね。

そして適当に選んだ2冊を渡すと仁王がお前なんなの?という顔をする。



「これ辞典じゃろ。参考書はどうしたんじゃ」

「いや、これの方がいいかと思って?調べるのには一番じゃん」

「もうよか…お前さんは、大人しくしてんしゃい」

「璃亜先輩って天然なんだかただのバカなのか謎ッスよね…」

「ただのバカじゃろ」

「おい、そこ聞こえてるからな!」



せっかく、あたしが適当に選んであげたのに失礼な奴等だ。しかし、仁王からなにもしなくていいと遠回しに言われたのでよしとしよう。

そして、切原くんに英語を教えている仁王達を尻目に軽く鼻唄を歌いながら携帯を弄っているとタイミングよくメールが届いた。


宛名が跡部くんでなんとなく内容がわかったあたしは、少しだけ不安になりつつメールを開いた。


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