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そして朝練が終わって幸村に改めてマネージャーをする事を伝えると普通に喜んでくれた。なんか切原くんと丸井が騒がしかったけど…



「璃亜先輩!遊びに来ました!次、一緒にサボるッス!」

「遊びに来て早々、サボりの誘いとはこれいかに…」

「だって次、英語なんスよ!しかも課題やるの忘れちゃって…」

「いや、全くあたしに関係ないんですが…それは」

「風強いし屋上はやめて、図書室で課題の手伝いして下さいッス!」



人の話を聞かないなぁ、この子は。てか、やっぱり璃亜先輩って凄い慣れない。

まぁ、切原くんが呼びたいって言い出したんだけどさ。あんまり先輩って呼ばれないしなぁ…うん。

とりあえず、このまま切原くんを一人にしたら課題をそのままにしかねないし…とばっちりであたしまで真田くんにサボり過ぎだ!と言われそうなので課題を手伝おう。



「まぁ、いいよ。あたし英語全然出来ないけどな」

「えぇっ!?マジッスか!ダメじゃないッスか!」

「答えを写せばよかろうなのだ。図書室なら参考書とかあるだろうし余裕余裕」

「えぇ、不安しかないんスけど…ジャッカル先輩呼びましょうよー」

「いや、ジャッカルくんを巻き込むなよ。ジャッカルくんの評判が悪くなったらどうする!」

「えぇ…じゃあせめて仁王先輩か丸井先輩呼ぶとか…」



あたしが英語が全然出来ないとしると一気に不安そうな顔をする切原くんをノートで引っ叩きながら隣で狸寝入りなうの仁王の髪をツンツンと引っ張る。

ちなみに丸井は、ジャッカルくんのところにお菓子を貰いに行ったっきり帰ってきません。



「…面倒臭いぜよ」

「可愛い後輩だろ〜面倒みろよ。てか、頭良いんだろー英語とか余裕だろー」

「なんかムカつくんじゃが」

「仁王先輩は、ちゃんとやれば出来るタイプッスよね。ちゃんとやらないッスけど」

「あたしも得意なのは得意だし!音楽とか音楽とか音楽とか!あと家庭科!」

「なんかパッとしないッスね…」



なんか切原くんが反抗期なんだけど。前なら璃亜先輩凄いッスー!とか絶対言ってたのに…冷めてやがる。

いや、別にいいけどさ。

仕方ないのう…とか言いつつも席を立つ仁王に切原くんの顔がパァッと明るくなる。

あれ?あたしの時と反応違くね?あからさまにあたし使えないって確信してね?あれ?


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