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そして結局、璃亜は幸村、雨音、羽川に散々説教をされた。ちなみに赤也とブンちゃんはとばっちりが怖いからと結構、早めに璃亜から離れてた。
「もうやだ…なんなのあの3人…確かに黙ってたしさ…無茶したけどさ…」
「それだけ心配してたんだよ。俺等だって怒りたいくらいだぜ」
「全くですよ、無事だったからいいものを…こんな痣だらけになってしまって…」
「え、ちょ…ジャッカルくんと柳生くんまで説教とかやめて…色々と限界です、マジで」
「いや、ジャッカルも柳生も説教してやりんしゃい。甘やかすんじゃなか」
「に、仁王っ…テメッ!」
恐ろしい3人の説教から逃れた璃亜は、ジャッカルと柳生のところへ逃げてきていた。
ちなみに説教3人組と赤也、ブンちゃん、佐々木は何やら仕返しを考えてるらしくこっちに来るなと璃亜は言われたらしい。かなり理不尽じゃな。
参謀と真田は、痣を早く直す方法を何やら探しているらしい。真田はなんかよくわからん事しとる様にしか見えんが。
「てか、早苗にバラさないって言ったくせにバレてんじゃん!」
「極力って言ったじゃろ。それにそんな事言っとる場合じゃなかったじゃろうが」
「とりあえず、あんまり顔色もよくねぇし…ほら、上着貸してやるから落ち着けって」
「ジャッカルくん…マジで大好き。本当にもう…マジ好き」
「うむ、立ち直りが早いのはさすが楠木さんと言ったところでしょうか」
「だからこやつは、危機感がないんじゃよ。はぁ…」
こやつ、ジャッカルに上着を貸してもらっただけなのに泣き付く勢いじゃ。
と言うか、本当に立ち直りが早いだけなんじゃろうか?前の時は、怖かったのか…普通に泣いとったし…
あ、いや…こやつの事だから羽川の事で頭がいっぱいだったって可能性もあるのう。それにしても…
「この切り傷は、痕が残りそうじゃ。さて、救急箱あったかのう〜」
「って、おいっ!?なに、シレッと服捲ってんだよ?!余りにも自然に捲るから普通に見ちゃったじゃねぇか!」
「…い、いや…でもそのままはよくねぇと思うしよ…手当てはしといた方がいいぜ?」
「では、手当ては羽川さんに頼みましょうか。さすがに私達では…って仁王くん?!」
今、羽川を呼んだらまた説教が始まりそうじゃから手当ては俺がすればいいぜよ。
それに腹部じゃし、そこまで問題ないじゃろ。
柳生が騒ぐが問答無用で璃亜の服を捲ると璃亜に頭を引っ叩かれた。
(これ、なにをすんじゃ!)
(いや、それあたしのセリフ!)
(手当てするから大人しくしんしゃい)
(いや、なんなんだよ!?)
(パンツも見た仲じゃろ…何を今更)
(おい!誤解を招くような言い方すんな!)
(タイツも脱がしたしのう)
(おい、やめろ!卑猥だろ!)
(お前等…どんな仲なんだよ…)
(仁王くん…無理矢理はダメですよ)
(え、ちょ、真に受けないでよ!)
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