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そして全ての試合が終わったんですが…いやぁ、申し訳ないねっ!! 我等の圧勝でした。

だがしかし、やっぱり仁はマジでやべぇ奴なんだと思いました。いや、だってさ…あの修二さん相手にそれなりに戦えてたからね。なんなの? 天才なの? 最強のヤンキーなの?

そしてジローちゃんは、相変わらず天使だった。越知さんが相手だったんだけど、全然メンタルは大丈夫そうだった。むしろ、越知さんにめっちゃこえーー! とか言ってて、軽く煽ってて笑った。

ちなみにダブルス1は、柳沢くんと茜だったよ。なんかもうね…柳沢くんが可哀想だった。どっちからも圧が凄かっただろうに。まぁ、普通に負けちゃったけど…柳沢くんと茜はダブルス得意だから、ちゃんと戦えてた。ただ、ちょっと柳沢くんのメンタルと茜のスタミナが問題かなぁ…って感じだった。



「璃亜ちゃーん!! 俺、負けちゃったけど見ててくれた!?」

「おん、見てたよ!」

「俺、サーブ全然取れなくてかっちょ悪かったC〜!」

「でも必死に攻略しようとしてたじゃん! 諦めないだけで偉い偉い!!」

「へへっ! あっ、璃亜ちゃんもマジマジ凄かったC〜!!」



そして試合が終わって、仁達に色々とアトバイスを言ってあげてる鬼さん達を無視して一直線にわたしの元に来るジローちゃんは本当に天使だと思った。

クッソ可愛いんだよなぁ! そもそも、わたしのチームには可愛さが足りないからね、仕方ないね。

とりあえず、普通にジローちゃんは頑張ってたのでよしよしと頭を撫でてあげていると…何故か、そこに不満気なじゅさが現れる。いや、ジローちゃんとの身長差エグッ!



「璃亜、俺は? 俺もえらいきばったで?」

「いや、まぁ…そうだね、よく頑張ったね」

「俺に冷た過ぎひん!? 泣くで!?」

「ねぇねぇ、璃亜ちゃん! 夕飯、一緒に食べよ!」

「いや、璃亜は俺等と食べるからあかんよ」

「俺は璃亜ちゃんに聞いてるんだC〜!!」



そしていつも通りの面倒臭い展開になっていくぅ!! ていうか、普通に飯くらいジローちゃんと食べてもいいだろ。どうせ、わたし達はこれから1週間は練習で顔合わせるんだし。

そして、どうしてもと…可愛くおねだりされた結果、ジローちゃんの可愛さに負けました。そして悲しそうなじゅさに、後で時間作るからと言うと不満そうではあるが、納得してくれた。

ていうか、じゅさは仁達にアドバイスしてやらないのかよ! あ、リョーマくんがこっち来た! やめろ、更にカオスにするんじゃない!!


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