×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

(3/4)


*****

あー気分が悪い。
てか、なんなの?なんであたしがミーハーのフリなんかしなきゃならないんだし。

だから嫌なんだよ、あーいう奴等と関わるの。自意識過剰だし?被害妄想激しいし?マジで勘弁だわ。

でもずっと授業をサボる訳にはいかないし。落ち着いたら我慢して教室に行くしかない。銀髪も赤髪も音楽でも聴いて無視すればいい。


ちなみに早苗は、普通に授業に出てるよ。あたしと違って真面目だし。


それにしてもイラつくなぁ。今まで関わらなくて正解だったかもしれない。そしてこれからも関わりたくない。

そんな事を考えながら少し寒い空の下、あたしはまた寝ることにした。嫌なことは寝て忘れるのに限るからね。



―――
――――
―――――

*****

あーあ、いきなり英語の授業とかマジでないわ。

それで体調悪いって事でサボる事にしたんだけど保健室よくわからないし?色々聞かれるのダルいから仁王先輩お気に入りの屋上に来たのは良いんだけど。

仁王先輩はいないし。
代わりになんか見覚えある女が寝てるしで頭を抱える。

あー素直に保健室に行けばよかったかな。

ゆっくりと女に近付くと寒いのか体を丸めてスヤスヤと寝ている。しかも起きる様子はない。

てか、こいつ昨日も寝てたよな?まぁ、俺が起こしちゃったらしいけど。


昨日の様子からして寝起き悪いみてぇだし放っとくのが一番な気がする。またひじき頭とか言われたくねぇし。


ゆっくりとそいつをもう一度見るとやっぱり寒いのか丸まったままだ。昨日は、気付かなかったけど黙ってれば普通に可愛い顔してると思う。

あ、そんな事を真田副部長の前で言ったらまた"たるんどる!"って言われる。


でも女の子には、優しくって幸村部長に中等部の時から言われてたし。


まぁ、いっか。


そしてゆっくりと女の近くに腰を下ろしてブレザーからゲームを取り出し、いつもの様に時間を潰した。


prev|next

[戻る]