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いやぁ、すまぬすまぬ!!
朝食にて、盛大にみんなからいくらなんでも寝過ぎだろ! と突っ込まれました。
まぁ、普通に早苗に起こされるまでまた寝てたからね。
「体調は本当に大丈夫なの?」
「大丈夫も大丈夫! むしろ、元気過ぎて引くレベル!!」
「わかったから立つな! 椅子に足を乗せるな! ポーズとんな! 落ち着けよぃ!!」
「ま、まぁ…楠木が元気ならなんでもいいだろ。それより、練習はどうするんだ?」
「うむ。いくら体調が良くても、すぐに練習に参加するのは良くないのではないか?」
「ところがぎっちょん!! 氷室先生には、普通に練習に参加していいって言われたんだなぁ、これが!!」
わたしの元気アピールにブン太がやめろと言わんばかりに、わたしの頭を叩いた。だが、そのくらいじゃわたしのこの有り余る元気さは収まらんよ!
そして今日の練習についてジャッカルくんと弦ちゃんが触れたので、普通に練習に参加する事を伝えると何故かビックリした様な顔をされた。
いや、別に冬眠モードは終わった訳で…体調も良いのに練習に参加しない理由がわからない。それに朝の診察で氷室先生も下手に安静にしてるよりも、無理なく体を動かした方がいいって言ってたからね!!
余裕よ余裕!!
「し、しかし…大丈夫なんですか? いくら、体調が良くても昨日の今日ですし」
「ふふふ、大丈夫よ。ちゃんと氷室先生からは許可は貰っているから」
「じゃあじゃあ! 俺んとこに来て下さいよ! 一緒に練習したいッス!」
「今日は、昨日まともに参加出来なかったスタミナ組にリベンジしに行くから無理!!」
「えぇ〜そんなぁ…!!」
「残念じゃったな赤也」
「ふふ、総合に来ればいいのに」
とりあえず、今日はスタミナ組にリベンジしに行くって決めてたから他に行くつもりはない。まぁ、余りにもスタミナ組の練習が無理そうなら午後は違うところに行くかもしれんけど。
ほら、わたしってばスタミナとかクソザコなめくじだからさ! 練習にならない可能性が高いんだよね!! そうなったら、仕方無いよね! ちなみにテクニック組には行かないつもりですよ。だって、テクニックは…ね? なんか、ほら…勿体無いし。
自分で言うのはアレだが、テクニックには自信あるし。まぁ、練習を覗くくらいはしてもいいけどさ! 正直、テクニック以外を鍛えたいからね!!
「つーか、スタミナって誰がいたっけ? 仁王がいるのは知ってるけど」
「騒がしいのは、忍足コンビと平古場、田仁志の2人くらいかのぅ」
「確か、滝や佐伯と葵くんもいたよね。ふふっ、なんか抜け目ない連中ばっかりで心配だなぁ…」
「ふっ、まぁ仁王がいるのだから大丈夫だろう。いや、精市はそれも心配なのか」
「ふふっ、うるさいよ蓮二」
まぁ、大丈夫大丈夫!
さすがに元気だからって、そんな無理はするつもりないし! 精市が何を心配しているのかは不明だが、全然大丈夫だから!!
そして、レストランに入ってくるなり、わたしを見付けるとみんながわざわざ声を掛けに来てくれて、なかなか朝食が終わらなかったのであった。
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