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ぐへへ〜つっかれたぁ!!
さすがにムキになってブン太と打ち合いをしたのは、なかなか堪えた。
しかし体調に特に変化はなく、普通に元気なので大丈夫である。
「ふふふ、随分と楽しかったみたいだね」
「めっちゃブン太に精神攻撃したからね、楽しかった!」
「マジでうざかった」
「えぇ〜丸井先輩ばっかずりぃ!!」
「つまり、赤也は璃亜に精神攻撃をされたいと。とんだドMじゃな」
「切原くんと違い、私は別にドMではありませんが…楠木さんと練習をしたという事に関しては、羨ましいですね」
最近は、なかなか落ち着いて夕飯を食べる事が出来なかった訳で、今日はまったりゆったり立海メンバーで食べてます。
基本的に朝食は一緒だけど、忙しいからそんな呑気に食べてられないからね。ましてや、あたし食べるの遅いし。
そして久し振りに普通の練習が出来て楽しかったぜ!みたいな感じで話をしてた感じですね。
「明日は、俺んとこ来てくださいよ〜!!」
「えぇ〜、でも赤也んとこってメンタルでしょ? メンタル組の練習、ハード過ぎてまともに手伝えないんだもん」
「確かに、楠木には出来ない練習な上に、あの時は遠山の相手してたから余計にな…」
「ていうか、明日はまともに練習を見てないスタミナ・テクニック・スピード組のどれかに行こうかと思ってるんだよね」
「では是非、スピード組に!!」
「まさかの柳生が食い気味で笑った」
まさかの柳生くんの申し出に少し驚きつつも、確かにスピード組は気になってたから頷こうとしたら、にゅっと横から手が出てきた。
なんとなく意味はわかったが、とりあえず手を出している仁王の方を向けば、何故か口にいちごを突っ込まれた。
うん、やっぱりこいつが考えてる事はよくわからねぇや!
「スピードじゃなくて、スタミナに来んしゃい」
「まず、なんでいちご!? いや、好きだけどさ」
「仁王くん、先に言ったのは私ですよ。楠木さんは、スピード組に来ていただきます」
「まだ璃亜は行くとは言っちょらん。強引な男は嫌われるぜよ、柳生」
「ちょ、先に言ったって言うなら俺ッスよ俺っ!!」
えぇ、なにこれぇ。
珍しく譲らない柳生くんと、そんな柳生くんを煽る仁王。
え、みんなそんなにあたし不足だったの? 寂しがり屋かよ! いや、ブン太もそうだったけど! みんな寂しがり屋かよぉ!!
だけど、なんだかんだで仁王とは会ってる気がするのでスピード組に行く事にしました。
そしてもう少し立海のみんなとの時間を大切にしようと思いました。
※スピード組に行く事に決まった後
(つーか、スピード組も練習出来なくないッスか?)
(まぁ、基本的に走ってそうだもんね)
(うむ、練習内容ならテクニックが楠木には合うだろう)
(でも璃亜は、テクニックはあるしな〜)
(うむ…総合はつまらなかったか?)
(いや、弦ちゃん達の試合は見てて楽しかったよ)
(でも璃亜は、見てると試合したがるからね)
(そもそも、シンクロの練習はどうしたんじゃ)
(理由は知らんけど、なんか一時中断してる)
(仁王とシンクロしたからじゃね?)
(いや、なんかコーチ側の問題っぽい)
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