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いや、まぁ…今更別にいいんだけどね?そもそも、夕飯を食べるのはあたし達だけじゃないし。
だけどさ、この空気はどうにかしてくれませんかね!?
「ていうか、なんで毛利が璃亜といるんだよぃ」
「璃亜ちゃんを独り占めとか絶対に許さないC〜!」
「ははっ、男の嫉妬は醜いでぇ?」
「璃亜さん、これ美味しいですよ」
「璃亜〜!ワイのこれも美味いで〜!!」
「なんてカオス!!」
じゅさと一緒にテーブルに座ると同時に、ブン太とジローちゃんペアとリョーマくんと金ちゃんペアがテーブルに座った訳ですよ。
そしたらこのカオス空間の出来上がり!!
ブン太とジローちゃんは、じゅさに何故か噛み付いてるし。リョーマくんと金ちゃんに至っては、じゅさの存在を無視しているかの様な振る舞いである。
そしてじゅさも無駄にあたしに近いやらで、そりゃあもうカオスにカオスを上塗りですよ!!
「ねぇねぇ!璃亜ちゃん、俺それ食べたいC〜」
「え、これ?はい、あーん」
「へへっ〜、あっ〜…あぁっ!?」
「へぇ、これ美味しいね」
「ちょ、リョーマくん!?」
「あー!コシマエだけズルいで!ワイもワイも!!」
「お前等、少し落ち着けよぃ」
まさかのジローちゃんにフォークを差し出したのに、何故か横からリョーマくんに食べられました。
そして想像以上にショックを受けているジローちゃんは、口を開けたまま涙目である。
いや、まぁ…うん。
まだあるから、そんな泣きそうな顔でリョーマくんを睨むのはやめようね。確かに、リョーマくんが悪いけど。
そして"ワイもワイも!"と凄い勢いで身を乗り出す金ちゃんにもおかずをあげました。
いや、バイキングだからね。食べたいなら、取りに行けって話だけどな!
「璃亜、甘過ぎやろ。俺にもあーんしてや〜」
「なんでだ!?ていうか、自分で食べろ!」
「璃亜、俺にもくれよぃ」
「だから、自分で食え言うとるだろうに!!」
「ん?璃亜に食べさせて欲しいから言うとるんやで?それ、ちょーだい」
「あ、ちょっ!」
そして隣からあたしの腕を引いて、勝手にあたしのものを食べるじゅさである。
いや、まず"食べさせて欲しい"ってなんだ。別にあたしに食べさせて貰ったからって、味は変わらんだろうに。
とりあえず、あたしは食べるのが速い方じゃないから普通に自分で食べろや。
いや、まぁ…普通にジローちゃんにあーんしたのが悪いのか。今度から気を付けよう。みんなに頼まれても困るしな。
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