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そして詳しく凛達に話を聞くと、明日の休みに凛が出掛けたいと言い出したんだけど、木手くんや裕次郎は違う場所に用があるらしく凛が1人になってしまうとの事。

ちなみに慧くん達も出掛けるには出掛けるが、食べ歩きツアーをするらしく凛が1人になっちゃうらしい。

なんというか、比嘉らしい悩みである。



「君達は、もっと他校と交流しなさい!」

「これでも前よりは話したりしてるさぁ!」

「確かに、凛は不二と話したりしてるもんなー」

「裕次郎も菊丸と話してるさぁ!」

「ほうほう…青学とはぼちぼち仲が良いのか。てか、凛はどこに行きたいの?」

「買い物やっしー!」

「なんの買い物だと聞いとるんだ!」



そして凛の話によれば、服が買いたいらしい。なんでも、沖縄だと凛が欲しい服がなくて、結局ネットになっちゃうらしく出来る事なら、こっちにいる内に買い物をしたいらしい。

ていうか、そのくらいなら木手くんや裕次郎が付き合ってあげればいいじゃんか!

いや、でも木手くん達の用事が長い可能性があるのか。



「まぁ、買い物くらい全然付き合うけどさ」

「じゅんに!?」

「でもあたし、道とか知らないよ?」

「道なら大丈夫やっし!わんに任せれ!!」

「なんか不安なんだけど…」

「無駄にふらふらする癖がある甲斐くんよりは、平古場くんの方がしっかりしてますし大丈夫だと思いますよ」

「ちょ、永四郎!!」



あぁ、前に凛から裕次郎はやたら寄り道する癖があって、遅刻の常習犯だって聞いた気がするわ。

正直、凛も一緒にサボったり遅刻したりしてそうなイメージがあったけど、凛は真面目でした。むしろ、比嘉メンバーは裕次郎以外みんな真面目っていう。

まぁ、あたしも裕次郎寄りだから説教とかは出来ないんですけどね!!



「まぁ、甲斐くんは俺と一緒に行く場所があるんでね。平古場くんの事は頼めますか?」

「あたしが凛と一緒に行くのはいいけど、店とかわからないよ?」

「店もわんが知ってるさぁ!任せれ!」

「心配要りません。甲斐くんならとにかく、平古場くんはその辺もしっかりしてます」

「ちょ、わんの事悪く言い過ぎさぁ!!」

「事実だから仕方ないやっし」



とにかく、裕次郎と一緒じゃなければ安心らしい。というか、木手くんの言い方的に裕次郎に対しての日頃の苦労が滲み出てますね!

とりあえず、あたしもよく裕次郎と同じ様な扱いをされるので裕次郎に哀れみの目を向けといた。

そして、明日は途中まで一緒だと言う事で、朝にみんなで迎えに来てくれるらしいので安心ですね!
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