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そして部員全員が揃ったので氷帝罰ゲーム組の事とちょっとした合同練習をする事を幸村くんが皆へ伝えた。
ちなみにずっといなかった忍足は、跡部くんと樺地くんと何やら合同練習についての話し合いをしてたらしい。
まぁ、マネージャーのあたしと罰ゲーム組にはあんまり関係無いんですけどね。
「マネージャーは、いつも通りに頼むぞ。仕事が終わり次第コートに来てくれ」
「はーい」
「跡部、樺地、忍足、芥川は、練習に参加してもいいしマネージャーの手伝いをしてくれてもいい。各自で選んでくれ」
「なら俺は、璃亜ちゃんの手伝いするC〜!それで一緒に練習する〜!」
「ほな、俺もお嬢ちゃん達の手伝いでええよ。岳人達だけじゃ、なにしでかすかわからへんからな」
どうやら、ジローちゃんと忍足はマネージャーの手伝いをしてくれるらしい。
まぁ、ジローちゃんは手伝いしないならその辺で寝てそうだからね。いや、手伝い中に寝る可能性もあるけど。
忍足は、別に知らん。
「忍足さん、また楠木先輩になんかしたら許さないッスよ!!」
「なんでやねん。確かに連れてったのは俺やけど命令したんは跡部やん」
「ジローくん璃亜をシクヨロ。ちゃんと見ててくれい!」
「うん!璃亜ちゃんならまっかせてー!」
「なんか忍足さん変態っぽいから信用出来ないッス。向日さん見張ってて下さいよ!」
「はぁ!?なんで俺がっ!?確かに侑士は変態だけどいいやつだぜ?」
「岳人…それフォローになってへん。てか、変態だと思っとったんかい」
忍足を変態呼ばわりする切原くんにまるでフォローになってないがっくん。
嬉しそうに赤髪と話してるジローちゃん。まぁ、ジローちゃんは赤髪が憧れで好きらしいから仕方ない。
そんなよくわからない会話を聞きながらわかちゃんの髪の毛を触るあたし。
「…さっきからなんなんですか。鬱陶しいんですけど」
「わかちゃんの髪サラサラじゃん?触りたくなるじゃん?」
「知らないですよ。てか、ずっと思ってたんですけど…わかちゃんってなんなんですか」
「若だからわかちゃん。ぴよくんの方がいいならぴよくんに戻すけど?」
「…貴女は、普通に呼ぶ気がないですか。まぁ…もうなんでもいいですよ」
呆れた様子のわかちゃんは、あたしに髪の毛を触られながらも真面目にマネージャーの仕事のメモを読み始める。
うん、わかちゃんがある意味一番まともかもしれない。
(よう、元気そうでよかったぜ)
(えぇ、本当に心配しましたよ)
(ジャッカルくん、柳生くん!)
(ちょ、璃亜さん髪引っ張らないで下さい!)
(大丈夫大丈夫!心配掛けてごめんね)
(今日もあんまり無理すんなよ)
(何かあれば言って下さいね)
(…やっぱりこの2人紳士だわ)
(いいから髪離してくださいよ!)
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