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なんか面倒臭いでござる。
「ふふ、あんまり璃亜にちょっかい出さないでくれます?」
「別に幸村達に関係ないやろ?」
「関係有りまくりッスよ!璃亜先輩は、俺等立海のマネージャーッス!」
「それは聞き捨てならねぇな。アーン?今は合宿中で選手兼マネージャーだろ?つまり、俺様達のマネージャーでもあるだろうが」
「せやなぁ。今の璃亜ちゃんは、みんなのマネージャーやろ?」
なにこの訳のわからない言い合い。限りなくどうでもいいんだけども。確かに立海のマネージャーだし、今はみんなのマネージャーでもあるけどさ。だからなんだって話である。
とりあえず、無駄にヒートアップしてるみたいだし…あたしは、逃げよう。最初にも言ったが、なにより面倒臭いし。
そろりそろりと騒がしいメンバーから逃げる様に離れて、とりあえず少し離れたテーブルのイスに座った。
「璃亜も大変だね」
「ぬわっ!」
「俺、部屋まで送ってく?」
「なら、俺が送って行くよ!ラッキー」
「また楠木くんがいなくなったと騒がれても面倒ですし、ここにいてもらった方がいいですよ」
「あぁ?どっちにしろうるせぇんだから部屋にでも突っ込んどけや」
なにこのカオスなメンツ!?
まさかの虎次郎くんにダビデくん、千石くんに仁、そして木手師匠の謎のテーブルである。
アレ?確か、六角と比嘉ってなんとなーく仲悪くなかったっけ?そして仁と木手師匠もよく組み手というなの喧嘩してませんでしたっけ。なにこのテーブル!怖いんだけど!
ていうか、どさくさに紛れて千石くんがあたしに近付いて来るのが一番怖い件について!
「ちょ、千石くん近い近いっ!そして手を握らないでいただきたい!」
「あはは〜璃亜ちゃんが余りにも可愛いからついねっ!」
「ん〜、璃亜を困らせるのは許せないな。それと璃亜に近いのも許せないかな」
「サエさんも近い」
「とりあえず、落ち着いて下さい。面倒な事になるのは嫌なので」
「ハッ、だからさっさとこのちんちくりんを部屋に突っ込みに行きゃあいいだろうが」
千石くんと虎次郎くんに挟まれてもはや、逃げ出したいあたしです。さっき逃げて来たのにもう逃げ出したいとはこれいかに。
とりあえず、千石くんと虎次郎くんから離れる為に立ち上がる。いや、嫌だとかじゃなくてね?単純に距離近いんだよ。
それになんか千石くんと虎次郎くんがニコニコ合戦してるのが地味に怖いです。
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