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修さんに誘われて部屋に行ったら、竜次さんにお前未成年だろ…と言われて頭を傾げると修さんがバレなきゃ大丈夫やって〜なんて言いながら俺にお酒を注いでくれた。
それで暫くして遠野さんも来たんやけど、修さんが華がないから璃亜を呼んでくる言うて部屋から出てった。
璃亜の事やから来る訳ないと思って、その間に遠野さんにジャンケンで負けて結構な量を飲まされて頭がぽわぽわした。
そんで修さんが戻って来たと思ったら、ホンマに璃亜を連れて来て正直嬉しかった。そっからは、璃亜に張り付いてた事しかあんまり覚えてへん。
「うぅ〜っ…あのもじゃもじゃは…いなくなるし。遠野さぁぁーん!あいつ処刑してくれぇ!」
「あぁ?なんで俺だよ」
「…飲ませ過ぎだっつーの」
「いやぁ、璃亜がいける言うから…つい。せやけど、可愛えからええやんか」
「…ったく、面倒クセェなァ。毛利にも色々あったんだろォ?つーか、本人に聞きァいいだろォが」
「なんや、あの篤京が優しいで。やっぱり女の子の璃亜には甘いんか」
「…あぁ?テメェは、ボトルで殴られてぇのかァ?」
相変わらず、お酒を片手にケラケラと笑っとる修さん達の声にゆっくりと起き上がると璃亜が何故か遠野さんに泣き付いてて意味がわからなかった。
どうやら、いつの間にか寝てたらしい。うぅ〜なんや頭ふらふらするし。
軽く頭を押さえながらゆっくりと修さん達の元に戻ると遠野さんがギョッとした顔をしたかと思うたら、修さんにタイミング悪いなぁお前…と頭をわしゃわしゃされて頭がぐわんぐわんして気持ち悪い。
「しゅ、修さん…頭がぐわんぐわんする」
「あ、すまんすまん」
「ほんで、璃亜どないしたんスか?」
「あぁー…まぁ、気にすんなし。ただ酔ってるだけだし」
「うぅっ…酔ってないし〜竜次さんマジなんなんだし〜遠野さん処刑してだし〜」
「俺は、便利屋かァ?つーか、目瞑ってんじゃねぇか」
「んんっ〜…マジでもじゃもじゃ許すまじ…」
遠野さんに支えられてる璃亜は、眠いのか目を瞑ったままむにゃむにゃとなにかを言うとるみたいやったけど、遠野さんがゆっくりと溜め息を吐きつつ璃亜を竜次さんに預けたかと思ったら、そのまま背中に背負った。
それを見た修さんがケラケラと笑っとるがイマイチ状況がわからなくて頭を傾げる。竜次さんに至っては、1人で平気か?なんて遠野さんに言うとるし。
「ったく、面倒クセェなァ」
「別に羽川に連絡しといたから大丈夫なんに心配性やなぁ」
「あぁ?テメェがなにしでかすかわかんねぇからだろォが」
「まっさか〜手なんて出さへんよ?」
「…修二は信用ならねぇし。毛利もただ部屋に送るだけだから、んな顔すんなし」
璃亜を背負った遠野さんがゆっくりと立ち上がると、さっきから無駄に絡んでた修さんを蹴っ飛ばしてスタスタと部屋から出ていった。
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