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14*(4/4)

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赤司くんを連れて来るという大任を無事に終わらせたと言うのに、次はまさかのお茶出しである。

だけど、流石に1人にはしない様にしてくれてるみたいで渋々だけど花宮くんが一緒に来てくれた。最初は、花宮くんが赤司くんに押し付けようとしてたんだけど、今吉さんに倉多さんがいるんだから花宮くんがいいだろって論破されてた。



「何にするの? 紅茶かコーヒーくらいしかないけど…」

「コーヒーでいい」

「そんな気がした。花宮くんは、紅茶よりコーヒーがぶ飲みしてそうなイメージあるし。ちなみにブラックしか飲まなそう」

「どんなイメージだ」

「徹夜しながらブラックコーヒーとか飲んでそうなイメージ」

「まぁ、なくはねぇけど」

「うわぁ…体に悪そう」



そんな話をしながら、コーヒーと紅茶を準備する。ちなみにわたしは、紅茶を飲む予定。別にコーヒーも嫌いじゃないんだけど、今は紅茶の気分みたいな? なので、とりあえずコーヒー2つと紅茶2つって感じでいいかなぁ…みたいな感じ。

もし、今吉さんと赤司くんの2人がコーヒーがいいって言ったり紅茶がいいって言ったら、足らないコーヒーは追加で作ればいいし、紅茶の場合はわたしがコーヒーを飲めばいいからね。

花宮くんは、砂糖もミルクも要らないらしいけど…とりあえず、用意はしておこう。わたしがコーヒーを飲む事になったら、砂糖とミルクないと飲めないし。



「んー、なんかお菓子とかあればいいのになぁ。材料はあるけど、作るのは面倒臭いよね」

「なんか食いてぇのか? 別に腹減らないだろ」

「コーヒーと紅茶の匂いって、パンとかクッキーとか食べたくならない?」

「別にならねぇけど。なんか簡単な食い物ねぇのかよ?」

「クッキーとかお菓子類は作らないとないだろうし、パンは食パンくらいしかないかな」

「なら、食パンでも齧ってろ。それか、今は時間がねぇから話が終わってからなんか作れよ」



花宮くんの言葉に少し悩んだが、流石に3人が話し合いをしてるのにわたしだけ食パンを齧ってるのはヤバい。ていうか、ちょっと恥ずかしい。

それに花宮くんが言うように、別にお腹は空かないので無理して食べなくても大丈夫だし。後で、時間がある時になにか作ろうかな。まぁ、なんだかんだ面倒臭くなって作らなそうだけど。

そしてコーヒーと紅茶を淹れ終わったので、コーヒーを花宮くんが運んで紅茶をわたしが運ぶ事になった。

なんか、花宮くんに転ぶんじゃねぇぞとかバカにされたんだけど流石にそこまでわたしは間抜けじゃないです。



※話し合い中
(なるほど。いいんじゃないですか?)
(まぁ、どうせ調べなあかんしなぁ)
(後回しにしても意味がないですからね)
(もしよかったら、俺も同行しても?)
(ええやん。せやったら、ワシは残っとくわ)
(あっ、ならわたしもっ…)
(…あ?)
(うっ…い、行けばいいんでしょ)
(んー? 沢村は、行きたないんか?)
(ただ部屋に籠ってたいだけですよ)
(ちょ、ちょっと言い方が悪い!)
(ハハッ。まぁ、花宮達と居れば大丈夫やって)

※普通に仲が良い花宮とヒロイン
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