日常編 | ナノ
 古橋の場合 (3/6)

※引き続き本人達はいません。
※会話文のみ


「古橋と千夏が付き合ったら〜って考えてたら、全く想像出来なくて草生えた」

「ま、まぁ…確かにわからなくもねぇけど。でも古橋って、千夏に厳しい様で結構色々やってあげてるよな」

「ふはっ…古橋は、いつも健太郎に良いとこ取りされてるだけだからな」

「ちょっと言い方。でも古橋って実は、独占欲強いよね」

「わかるわかる。なんか自分のモノは自分のモノって感じで、それに手出すとめっちゃ嫌な顔するよね」

「前に千夏が先輩に絡まれてた時があったんだけどさ、その時とかまさにそれだったよ」

「お前は何してたんだよ?」

「え、机で頬杖ついて見てたけど」

「お前は助けねぇのかよ!」

「いや、古橋がいれば大丈夫だろうし。そもそも、別に千夏だけでもどうにか出来るでしょ」

「しかも、古橋って基本的に容赦ないよね。最初っから全力で潰すって言うかさ〜」

「古橋は、お前と違ってシンプルに気に食わないから潰すってだけで、わざと遊んだりしねぇからだろ」

「つーか、あぁ見えて結構普通に付き合うんじゃねぇの? 多少過激ではあるけど。それに千夏もそこまで古橋に対して不満とか言ってねぇし」

「んー、古橋はアレだ。好きの限度がわからなくて、ヤバい方向に病みそう!」

「病んでる時点でヤバいんだよなぁ…」

「まぁ、原が言いたい事はわかる。なんて言うのかな、自分のモノにしたくて監禁とか最悪殺したりしそう」

「ふはっ、しかもそれが然も当たり前の様にやりそうだな」

「千夏に好きなら構わないよな? とか言って首絞めそう。え、アレ? 付き合うってなんだっけ?」

「古橋は重いっていうか、なんか全体的にズレてる気はするよね。独特って言うか」

「でも千夏って、たまに古橋の事をべた褒めする時あるよね。なんていうか、それ黙ってる? みたいな事を黙ってたり、隠してたりしてて。なんつーか、古橋はぶっちぎりで変人」

「確かに変わった奴だが、芯はしっかりしてる。だから、無駄に頑固で自分の世界に入りがちなのが少し面倒くせぇが」

「そうだね。自分がこうって思った事は絶対に曲げないし受け入れないよね。だから、誤解とかされると物凄く面倒なんだけどさ」

「千夏も古橋はサイコパスだって言ってたし! 重過ぎてズレた愛情表現ののち、千夏は死ぬと言うことで!」

「いや、どういう事だよ!?」

「でも古橋が病んだりしなかったら、普通に微笑ましいカップルにはなりそうだけどね」

「ふはっ、古橋の表情筋が鍛えられそうだな」

「笑顔の古橋は怖いからそれはなしの方向で!」

「お前は、どうしても不幸にしたがるな!」


※結論、色々とぶっ飛んでる古橋に千夏ちゃんが振り回される。
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