瀬戸の場合 (2/6)
※引き続き本人達はいません。
※会話文のみ。
「そういえばさー、瀬戸と千夏が付き合ったらって考えたんだけどさ、なんかめっちゃ幸せそうで腹立つんだけど」
「いや、急にまたその話すんのやめろよ。普通にビビるわ」
「花宮がなんの話だって顔をしているが」
「もしもの話。瀬戸と千夏が、もし付き合ったどうなるかなぁ〜的な? 花宮的には、どう思う?」
「別に普通じゃねぇの。千夏は頭おかしいクソ女だが、健太郎はそれなりにまともだからな」
「千夏の評価がクソ過ぎて草」
「まぁ…千夏は、瀬戸には結構素直な方だしな。それに瀬戸も千夏を気に掛けてるみてぇだしな」
「なんか普通にいいカップルになりそうで腹立つよね。なんかもっとドロドロして欲しいんだけど!」
「お前は、瀬戸と千夏に何を望んでるんだよ!」
「そりゃあドロッドロの闇! 普通じゃない付き合いを期待してる!!」
「…そうだな、強いて言えば千夏が瀬戸に依存しそうな気はあるな。何かあると、千夏は大体瀬戸に相談しているからな」
「依存とかされたら瀬戸逃げ出しそうで草」
「まぁ、瀬戸はそういう意味だと結構淡白っつーか…そんな感じはするよな」
「ふはっ、ねぇよ。健太郎は、間違いなくわざと依存させるくらいには歪んでるぜ? 自分なしじゃ居られなくなる様に、うまーくコントロールしてな」
「……あー、確かに瀬戸はその節あるわ。たまに、千夏ならわかってくれるよね? のごり押しでどうにかする時あるしねぇ」
「瀬戸は、千夏の扱いが上手いからな。最終的に千夏は、知らない内に瀬戸の手の内で転がされてそうだな」
「…でもよ、千夏もそこまでバカじゃなくね?」
「千夏がバカじゃねぇから、健太郎には簡単にコントロール出来んだよ。それに俺等の中では "まだ" まともな部類ってだけで、健太郎も大概頭はイカれてるぞ」
「それはそうだが、花宮には言われたくないと思うぞ」
「うるせぇよバァカ」
「まぁ、瀬戸は冷静に狂ってるタイプだよね〜。それに知らない内に病んでたりするタイプ」
「最初からまともな奴がいないのは、知ってたけど…なんか酷くて驚きだわ」
「尚、千夏も頭がイカれてる模様」
「でも表でも裏でもも千夏は、幸せそうな気はするよね〜」
「まぁ、瀬戸は千夏を無駄に泣かせたりはしなさそうだな。説教で泣かす事はありそうだが」
「実は、千夏を泣かしたくて説教してるとかじゃなかったら、…な?」
「え、瀬戸のまさかの性癖? 確かに泣き顔はいいけどね」
「ふはっ、さぁな?」
「変な性癖持ちを定着させて、瀬戸のイメージ悪くするのやめろって…」
※結論、なんだかんだ幸せそうなカップルになりそう。だが、たまに瀬戸が病みそう。
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