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んー、となると…さっさと魔法石を探しに行きたいんだけどなぁ。ていうか、別にわたしは普通な元気だからシロと一緒に探しに行ってもいいんだけど…アイツ等が絶対にうるさいしなぁ。
そもそも、シロと一緒にいるだけで機嫌が悪くなる様な奴等だからね、マジでクソ面倒臭い奴等だよ、全く。
なんて考えていると少し離れた部屋から高尾と緑間が出て来た。そして、わたしとシロの話し声が聞こえていたのか真っ直ぐとこちらに向かって来た。
「なーに、話してんスか?」
「色々だ、色々。つーか、高尾まだ良いとして緑間の顔色クソわりぃんだが? まだ寝とけよ」
「べ、別に大丈夫なのだよ」
「いやまぁ、どうでもいいけどさ」
「ぶはっ、ひでぇ! 真ちゃんの心配してくれてるのかと思ったらいつもの千夏さんだった!」
「お前もいつも通り喧しくてウザいな!」
「いやぁ、ありがとうございまッス!」
「誉めてねぇよ」
真達に比べたら可愛いもんだけど、わたしとシロが一緒にいるのを気にしてるんだろうなぁって感じ。
ていうか、別に聞かれちゃ不味い話なんてしてないし、そもそもシロと秘密でなんかするならこんな堂々と廊下で話したりしないからね。
とりあえず、緑間の顔色がクソ悪いのはスルーするとして…
「なにお前、暇なの?」
「まぁ、暇ッスね!」
「じゃ、魔法石探しに行くぞ」
「ぶはっ、マジッスか!?」
「ちなみに緑間は要らん、寝てろ。それとシロも此処にいてくれる? まだ寝てる奴が多いし」
「うん、わかった。もしおねぇちゃんに何かあったら、すぐ飛べる様にしてあるから安心してね」
「ありがと、マジで有能だな」
「えっ、マジで2人で行くんスか? もう何人か誘いません?」
そして不満そうな緑間をスルーしつつ、何故か2人だと不安なのかなんなのか…他に起きてるヤツ知ってるんで! とか言いながら、勝手に人を増やそうとしている高尾である。
いや、マジで足手纏いになるヤツは要らんからな。本当に要らねぇからな、面倒くせぇし。
そして高尾が連れて来たのは、足手纏いにはならないかも知れないが…面倒くせぇ奴等でした。
「で、マジで魔法石を探しに行くのかよ」
「黙って行ったりしたら、また花宮にどやされるんやないん?」
「おい、お前の人選どうなってんだ」
「頼りになるじゃないッスか! 青峰の野生の勘と今吉さんの頭脳!!」
「そこじゃねぇんだよ、問題は」
「まぁ…いくら今は安全言うても早い事、脱出した方がええしなぁ。千夏の監視も兼ねて、一緒に行ったるわ」
「いや、わたしを監視する必要ないんですが」
「すーぐ勝手な事するやん? 花宮達に散々言われとるやろうから黙っとったけど、流石にワシも怒るで」
はぁぁぁ…めんどっ。
こんな事なら、1人で行けばよかった。
今吉さんから若干の怒りを感じて、仕方なく頷いた。
つーか、みんなわたしにキレ過ぎだろ。
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