有能な生け贄 | ナノ
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とりあえず、3階の部屋は全部探索し終わったんだけど…普通に魔法石とやらが足らねぇんだが?

1階のやべぇ部屋に1つあるのは確定してるとしても、後3つも足りないんだが? え、もしかして見逃してるとか?

だけど、流石に化物2体の相手をしてシロがちょっとキツそうだし…どうすっかな。

とりあえず、魔力の補給は済ませちゃいたいな。地下に戻ってからだとやりにくいし。1階の安全な部屋でちゃちゃっと済ませるか。

で、ちょっと化物に追われつつも1階の部屋に来る事が出来た訳だが。



「シロ大丈夫?」

「ん、平気。まだ勝てる相手」

「いや、そっちじゃなくて魔力の方ね。ほれ、ちゃちゃっと補給してくれ」

「……本当に恥ずかしげもなくキスするね。まぁ、僕は助かるけどさ…」

「あら、そういう女が好み? 残念ながら、わたしに恥じらいとかないから任せて」

「ううん、嫌がるフリとかする女より好き。面倒臭くないし」

「それは確かに」



正直、シロの好みはよくわからんけど…嫌がるフリして悦んでるヤツが面倒臭いのは激しく同意である。

ちょっと話は変わるけど、自分が好きでスカートを短くしてるのにスカートを押さえてるヤツとか、パンツ見ないでよ! とか言う女はマジで面倒臭いと思う。尚、そういう女に限って自分からボディタッチとかしてるイメージ。逆セクハラだぞそれ、自覚しろや。

ちなみに一哉がよくそれでキレてる。テメェのパンツとか興味ねぇよ、しね! 鏡見てから出直せ! っていつもブチギレてるよ。



「んー…じゃあ、もしも僕が性交したいって言ってもしてくれるの?」

「ド直球で草。いや、まぁ…別に必要なら断らんけど」

「…おねぇちゃんは、もうちょっと自分を大切にした方がいいよ。悪魔でインキュバスの僕が言うのもおかしいけど」

「自分なりに大切にしてるから大丈夫大丈夫。それにわざわざ聞いてくれてんじゃん? 無理矢理とかならまだしも、わたしの事ちゃんと考えてくれてんなら別にいいかなって」

「インキュバスと性交したら、人間とは出来なくなっちゃうと思うけどね」

「こわ」



いや、まぁ…キスだけで催淫効果がある訳だし…そりゃあそうか。まぁ、インキュバスがナニをどうするかとか正直興味ないからどうでもいいけど、マジで必要となればそのくらい差し出すけどね。

別にそこまで重要視してないし。そもそも、気持ち良いだけならそれこそ害ないし。まぁ、廃人になるとか言われたらちょっと困るけどさ。

そんな可愛げのない生々しい会話をしながら、不満気なシロに魔力補給をしました。

つーか、なんだかんだノリノリなのはシロの方なんだよなぁ。マジで喰われるんじゃないかって感じのキスされるからね、やっぱりインキュバスってとんでもねぇや。



(気持ち良かった?)
(…逆に良くなかったと思う?)
(ヘロヘロなおねぇちゃん可愛いね)
(容赦ねぇんだよなぁ…)
(気持ち良いの否定しないの嬉しい)
(う、嬉しいんだ…)
(まぁ、嘘付いてもわかるけどね)
(…流石にちょっと落ち着いてから行くかぁ)
(うん、その顔は良くないもんね)
(……色んな意味でな)
※シロ無双でみんなの出番がない

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