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そして物凄く個人的な事情だが、一哉と今は話したくない。ていうか、普通に面倒臭いからね。
「その探索ですが、俺も行きます。花宮さんや瀬戸さんの代わりにはなりませんけど、正直そのメンバーだけでは今は不安ですし」
「せやなぁ。別に赤司やなくて俺が行ってもええんやけど」
「いえ、今吉さんは探索に行ったばかりですし無理をしない方がいいかと」
「せやけど、この面子まとめられるか?」
「その点については、多少なりと不安はありますけど…いないよりはマシかと。それでもなく、今の志波さんと原さんはピリピリしてますし」
おい、今のわたしと一哉に簡単に触れるんじゃねぇよ。巻き込まれてぇのか? ぶっ飛ばすぞ? あん?
ていうか、別に赤司が来るのはいいけどさぁ…マジでフォローなんか出来ねぇからな? それに魔術的な意味でも、わたしはそこまで役に立たないし。まぁ、シロがいるからその辺りはまだ大丈夫だろうけどさ。
とりあえず、もうなんでもいいから早いところ探索に行きたいんだけど。マジで時間の無駄だからな。
「なんでもいいから、さっさと探索に行くぞ。で、赤司はわたしとシロに付いて来て」
「わかりました」
「は? また勝手に決めてんだけど、なんなのマジで」
「…いや、お前はどうせ千夏と喧嘩すんだから大人しくしとけって」
「逆に考えるんだ。あの千夏と一緒じゃなくてよかったと」
「いや、別れて探索する訳じゃないからな? お前等、マジで頭大丈夫か…?」
もうね、さっきから探索に行く前からクソ過ぎて笑えるんですけど。しかも弘が呆れを通り越して、若干キレててヤバいからね。いつもは、わたし達を宥める側の弘までキレたらもうおしまいだよ。まぁ、一哉と康次郎がクソなのはいつもの事だからいいけどさ。
ていうか、わたし的には別に赤司と弘をチェンジしてくれても全然構わないんだけどね? だけど、赤司が一哉を止められる気がしないので弘に任せてる感じ。
「探索するのは、1階はまだ行くのは危険だと言う事ですし、2階でいいですか?」
「シロ、2階ならまだ大丈夫そう?」
「うん、大丈夫。今の段階の魔物なら、僕でも対処出来るから」
「別にどこでもいいけど、勝手に別行動とかしたら後ろから蹴り飛ばすから」
「お前等、ギスギスし過ぎだろ。いい加減にしろって」
「ふっ…原がキレるのが先か、ザキがキレるのが先か…見物だな」
「今から不安しかないんですが」
とりあえず、相変わらずうるさい一哉は無視してさっさと探索へと向かう。
なんか真と健ちゃんが物凄い不満そうな顔をしていたが、今更なのでまとめてスルーをする。
もうね、本当にグダグダ言い争ってるだけとかマジで無駄だからね。
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