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そして何故か、青峰まで居座ってるし。おい、ここは霧崎スペースなんだぞ部外者はどっか行けよ。なお、高尾。
「つーか、千夏がキセキに懐かれててクソうけるんだけどー」
「クソ程嬉しくねぇ」
「ほら、千夏動かないで。傷口抉るよ」
「健ちゃんやめて。怒ってるなら謝るからそれはやめて、いやまじで」
「で? お前等は、千夏になんか用があんの?」
「いや、別に」
「お、俺は…話がしたくて」
「なに、俺が聞いてあげるから話してみてよー。キセくん?」
おーおー、セコムが凄い。
わたしはもちろん、一哉達も負けず劣らずキセキが嫌いだからね。ここに居座られたら、そうなるよな。
ていうか、青峰は用ねぇなら帰れよ。胸しか興味ねぇんなら、お前の幼馴染みのでも揉んでろよ。無駄にでかいだろうが。
そしてわたしは、相変わらず下着姿のまま健ちゃんに手当てをして貰ってる訳だが、もはや誰も突っ込まない辺りやっぱり霧崎は頭がおかしいと思う。
Tシャツ貸せよ!!
「…俺、まだ志波さんを疑ってないとは言えないッスけど、一緒に探索して…色々わかったっつーか」
「…は?」
「一哉は黙ってろ。後、長いもっと短くしろ」
「ぶふっ…2人共厳しいっ!」
「…志波さんは、口悪いし女子とは思えないくらい強いし…色々と問題があるッスけど…でも嘘は付かない人だってわかったんで。今まですんませんでした…」
「千夏には失礼だが、笑った」
え、これ殴っていいかな? 殴っていいよね?
あと、康次郎と一哉も普通に笑ってんじゃねぇよ。まじでお前等、ふざけんなよ。なにが、"え、女子として見てるんだ…"だ。なに驚いてんだよ、殺すぞ。
ていうか、別にお前が誰を疑おうがわたしは知ったこっちゃねぇって話したよな? こいつ、わたしの話聞いてなかったの? それともただのバカなの。いや、普通にこいつはバカだった。
「つーか、無傷だったらおかしいって話してたのにまだ疑ってるとか、面倒くせぇなお前」
「俺は、青峰っちみたいに単純じゃないんスよ」
「どっちもバカだけどな。クッソ話通じないし、頭悪過ぎて死ねって思った」
「ま、俺等と比べたらクソだからしゃーないっしょ。つーか、千夏の考えとか普通の奴はわからないから」
「とか言いつつ、1番千夏の意図を汲み取るの上手いの原だよね」
「花宮も負けねぇけどな」
まぁ、真に関しては中学からの付き合いだし…そりゃあ多少はね。一哉に関しては、一緒にいる時間が長いから仕方ない。あれ? でも弘もよく一緒にいるのに…いや、弘もクズだけど一哉とか真レベルじゃないから仕方ないな。
とりあえず、わたしはいちいち説明したりすんのが面倒臭いんで聞かないでくれ。察しろ。
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