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はぁ…面倒臭いなぁ。
ていうか、予想外過ぎてちょっと驚いてるというか…思った以上に頭がよろしい様で。いや、逆に頭悪いなこれは。
「本当に大丈夫なのかよ? 愛に何かあってからじゃ遅いんだぞ!!」
「…はぁ、うっざ」
「…どさくさに紛れて、愛を殺そうとしてるんじゃないのか?」
「それは言い過ぎだと思いますよ。確かに、疑うのはわかりますけど証拠もないのに決め付けるのはどうかと思いますが」
「いいよ、赤司。じゃあ誠凛から4人出せば? わたしは、真と2人でもいいし。なんなら、別に霧崎じゃなくてもいいけど?」
「おい、千夏」
「だって埒が明かないし。赤司の指示も聞けないみたいだし? 勝手にすればいいじゃん」
無事に探索班が帰って来たまでは、よかった。だが、まさかのメモを持って帰って来た。
《"怪物はすぐに怪我を治しちゃうみたいだ…だからちゃんと殺すまで油断出来ない。早く見付けないと、みんなが殺されちゃう。早く早く…人間に化けた化物を見付けないと"》
真っ赤な紙に黒文字で書かれた言葉。赤い紙の時点で間違いなくクローンの紙。
多分、元人間のフリをしたかったんだろうけど紙が赤の時点でバレバレなんですが、それは。いや、まぁ…それは紙が3種類ある事を知ってて、尚且つある程度の情報をわかってる人じゃないとわからんけど。
その結果、回復薬を使ったとはいえ怪我を見事に治したわたしが浮上する訳ですね。
しかも、見付けたのがわたし達じゃないからね。みんなに見せちゃったら、もうこうなるしかないよね! 更に見付けたのが、わたしと一哉が目覚めた3ーCってのいうのがね! クッソ面倒くせぇ…しねよ、まじで。
「そもそも、なんで愛とこいつ…を一緒の班にするんだよ! 赤司が何考えてるかわかんねぇけど、無理がある」
「はははっ…クッソうける。何を考えてるかわからない? あんた達の頭がお花畑だからじゃないんですかァー? そもそもお前等は、何も考えてねぇじゃん。まじでバカなんですかァ?」
「志波さん、」
「んだと!? テメェが怪しいのはわかりきってんだよ!」
「ははっ、まじで腹痛いからさぁ…もう喋んないでくれる? つーか、怪しい怪しいってさぁ…だったら殺しに来れば? ま、あんた達に殺されるくらいなら、返り討ちにするけど」
あぁ、もう本当にイラつく。
死ねばいいよ、もうさ。
そいつの御守りして、勝手に裏切られて食われて来いよまじで。別にわたしは、お前等が死のうが心底どうでもいいし。
別にしなくてもいい情報提示して、嫌々ながら協力してやってるのに本当にクソ野郎だよね、こいつ等。
何一つ役に立ってねぇ癖に、口ばっかりで本当に死ねばいいのに。
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