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人数は、5人。少なくも多くもない感じ。
なんか見たことある様な気がしないでもない様な…ケバい顔の奴等だった。
多分、俺と遊んだ事がある奴等だとは思うけど名前は覚えないや。興味ないし。
「あんたみたいなのが原くんと付き合ってるとか舐めてんの?」
「さっさと別れろよ!」
「遊ばれてんのがわかんない訳? 一哉は、あんたみたいな微妙な女はタイプじゃないのよ!」
「ホント原くんも気を持たせる様な事して酷いよねぇ? ただのお遊びなのに」
なんか、すげぇ好き勝手言われてるし。てか、よく考えたらともだちは、俺から誘ったんだけどね。
むしろ、なんで俺の好きなタイプ知ってんだし。おっぱい大きくてH上手い子は好きだけどさ。
あ、それ言ったらともだちに殺されるわ。ともだちまな板だった。Hは上手いけど。
「ふーん…で?」
「だ、だから別れろって言ってんだよ!」
「なんで? わたしは、原くんに遊ばれてるんでしょ? なら別れなくてもいいんじゃないの」
「め、目障りなのよ!」
「いや、わたしそんなに一緒にいないけど? むしろ、あんた達の方が一緒にいる時間長いんじゃない?」
「なら付き合ってる意味ないじゃない! それに原くんは、私達と遊んだりしてるのよ?」
いや、遊んでないけどね。
てか、ともだちなんなの? なんでそんな冷静なの? もうやだ、笑い堪えるの辛いし吹き出しそうなんだけど。
ザキは、あぁ…あの呉羽だもんな…みたいな顔をしている。さっきまで心配してたのが嘘のようだ。
「ふーん? 別に遊びたければ遊べばいいんじゃないの? ご自由にどうぞ」
「なっ…!? あんた原くんが好きじゃない訳!?」
「はぁ? 好きじゃないならとっくに別れてるわ。つーか、好きじゃなきゃあんなヤリチンと付き合えないっつーの」
「なのに私達と遊ぶのを許すとか頭おかしいんじゃないの!?」
「別に? てか、そういうのに口出すの嫌だし。一哉もそういうの嫌いだから。あいつが嫌がる事をしたくないだけだっつーの」
あ、あれ? なんかともだちが可愛く見えてきた。てか、ともだちがそんなにも俺を好きだとは思わなかった。
いや、ヤリチンとか言われてるけど。否定も出来ないけど。
ツンデレなともだちは、面と向かって絶対に好きだなんて言わないけどなんだかよく考えたらともだちは、俺に甘いよな〜なんて思った。
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