×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

(2/4)



基本的にともだちと一緒サボるのよくある。だけど、まず2人っきりにはならない。だいたいは、ザキも一緒にいるし。

いや、そりゃあヤる時は2人っきりだけどさ。すぐともだち寝るし、それだけだから一緒にいるって感じじゃないし?

まぁ、それになんて言うか人前でイチャつくの嫌いだし。

花宮の前だとわざとイチャつくけどね。ともだちも悪乗りしてくれるし。

で、話がずれたけど〜。
つまりは、そんなに学校だと一緒にいないって事になる訳よ。

まぁ、それはいいんだけど〜俺からの呼び出しを断る事は多々あるんだけどさ。

無視するとかない訳よ。
あいつ、あぁ見えて結構マメだし。むしろ、携帯いつも弄ってるし。

んで、仕方ないから教室まで迎えに来たんだけど〜



「え、ともだち? なんかクッソ面倒くせぇ…ってボヤきながらどっか行ったよ?」

「えぇ? まさかのすれ違い?」

「面倒臭いと言ってたから、てっきり原のところに向かったのかと思ったんだが」

「サラッと古橋が酷い」

「原くん、ともだちになにか用だったの?」



教室にいたなまえちゃんと古橋に声を掛けるが、どうやらともだちはいないらしい。

て言うか、古橋が邪魔すんなと言わんばかりに俺を睨んでるから早いとこ逃げよう。

てか、どんだけなまえちゃんの事好きなのよ。いや、確かに可愛いけど。

そんな事を考えながらともだちを探していると、ザキが俺の肩を叩いた(途中でザキ捕まえて一緒に探すの手伝ってもらっていた)。



「あれ、呉羽じゃね?」

「ん? あぁ、ホントだ」

「なんか囲まれてるけど呼び出しか?」

「いやぁ、女の嫉妬は怖いねぇ〜」

「んな事言ってる場合かよ!? 早く助けに行かねぇと…ってなんだよ!?」

「いや、ともだちの反応が見たいからちょい待ち〜」

「お前、一応彼氏だよな…?」



いや、だって気になるじゃん?
ともだちって呼び出しとかされても、素直に話を聞くようなタイプじゃないし。

あ、でもともだちって花宮と同じで猫被り得意だし。泣き真似でもするかもしんないや。

いや、それはそれでウケるけど。

そして軽くザキに軽蔑されつつも、見付からない様に話が聞こえるところまで近付いて耳を傾けた。

つーか、なんだかんだ言いつつザキも付いてきてるし。これだからザキは。



prev|next

[戻る]