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｢"17時までの死亡者を発表します。桃井さつきはサブマシンガンで撃たれ死亡しました。小金井慎二はショットガンで撃たれ死亡しました。灰崎祥吾はナイフによる攻撃で死亡しました。古橋康次郎、真島キラはアサルトライフルで撃たれ死亡しました。死亡者は５名です。繰り返します…"｣
もはや、このゲームも大詰めである。
そして残っているのは…
今吉チーム：黛
花宮チーム：花宮・青峰
大坪チーム：木吉・実渕
笠松チーム：根武谷
赤司チーム：葉山
計７名だ。
見事なまでに無冠が残っている。そして黛と青峰のアウェー感がヤバい。むしろ、黛がマジでアウェーである。
そんな黛だったが、普通にピンチである。
｢チッ…俺ひとりでどうしろって言うんだよ｣
裏切って今吉チームに入ったが、即今吉チームのメンバーは死亡した。結果、まさかの裏切り者が残るという事態に。
しかも目の前には、実渕と木吉…そして葉山が対峙をしていた。一見、実渕と木吉が有利そうに見えたがどうやらそうでもないらしい。
実渕と木吉は、小金井との戦闘で色々と消耗していたからだ。
が、葉山も怪我こそしていないが装備はそこまで良さげでない。むしろ、今覗き見している黛が一番だったりする。
｢あらあら、まさかあんたに会うとは思わなかったわ｣
｢レオ姉っ！ 俺、勝たなきゃなんないんだよね！ だから殺られてよ！｣
｢まさか、簡単に殺られたりしないわよ。あんたこそ、そんな武器で私達に勝てるのかしら？｣
｢しかし、実渕気を付けろよ！｣
｢言われなくてもわかってるわよ｣
そしてジリジリとお互いの出方を伺っている３人を狙い撃とうする黛である。
ちなみに黛の所有武器は、スナイパーライフルとマグナム２丁、ナイフ３本である。
そして最初に狙ったのは、葉山だった。しかし、狙いを定めている間に３人が一斉に動き出した為に誤射をしてしまった。
結果、弾は葉山ではなく実渕に当たってしまう。
｢実渕っ！？｣
｢な、なんなのよっ…あんた仲間いたの｣
｢俺は、一人だし！ まぁ、レオ姉バイバイ！｣
｢させるかっ！｣
｢おうおう、楽しそうだな｣
｢なっ、根武谷！？｣
そしてそこにタイミングが良いのか悪いのかロケランを担いだ根武谷が現れた。
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