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そして放送を聞きながら修ちゃんパネェ! とか思いながらキラが歩いていると、前方に周りを警戒しながら歩いている氷室を発見した。
まさかの獲物にテンションが上がるキラ。しかも、氷室はまたしても紫原を殺しているのでキラ的にもぶっ殺したいと思っていた。
もちろん、紫原の仇である。
しかし、灰崎とガチバトルをした後だったのでどうにもこうにも体力が心配でどうしようかと悩んでいた。
紫原から肉弾戦で氷室が強いと聞いていたのもそうだが、あの警戒具合だと不意打ちもまともに効かなそうだからだ。
しかし、そんな事を考えていると不意に背後から物音がしてマグナムを構えながら振り返るとその直後、銃声が響いた。
自分が撃たれたのかとすぐに氷室の方を向き直すとそこには、頭を撃ち抜かれた氷室が倒れていた。
つまり、撃たれたのはキラではなく氷室だったのだ。しかし、氷室の次は自分かもしれないと神経を尖らせて構えていたが一向に攻撃も無ければ人の気配もない。
おかしいと思いつつも、さすがにここにいる訳にもいかずにキラは、その場から離れた。
◆◇◆◇◆
「ひえーwww こえーwww」
「ご苦労さんwww」
「マジでキラさんにバレなくてよかったッスwww」
「まぁ、1時間後にバレるけどねwww」
「あ、それ忘れてたッスwww」
「てか、キラと花宮を警戒しとけばいいと思ったのにさ〜虹村頑張り過ぎっしょwww」
ケタケタと笑いながら木から飛び降りる高尾と、支給武器箱から取ってきたM16をカチャカチャと弄っている原。
そう、この2人はゲーム開始直後にお互いに連絡をして協力をする事にしたのだ。
ちなみにターゲットは、高尾が緑間で原が花宮だ。そして最終的な目標は、キラだったりする。
「でも武器手に入ったのは大きいッスよねwww しかも当たりだったしwww」
「ロープとか、もはやお前の武器だよねwww なんか運良すぎて怖いんだけどwww」
「サプレッサー付きのサブマシンガンも手には入りましたしねwww 」
「てか、なんでサブマシンガンじゃなくてマグナム使ったしwww キラに見付かる気だった訳?www」
「いやいやwww サブマシンガンだと武器取ったのバレちゃうしwww サブマシンガンってバレたら本気で探されそうだったんでwww」
「あ、なるほど納得www」
運良く支給武器箱を見付けた2人は、使えそうな武器を全て取ったのだ。
ちなみに高尾がロープ数本とサブマシンガン(サプレッサー付き)とナイフ3本。原がM16とナイフ2本だ。
そして2人は、なんだかんだで周りを警戒しながらキラから離れる様に歩き出した。
それにしてもこいつ等は、草を生やし過ぎである。除草班を呼んでくれ!!
(またあのキチガイに殺られた)
(まぁ、しゃーないやろ)
(まさか不意打ちで殺られるとはね)
(まぁ、お疲れだべ)
(室ちん、今度は高尾に殺られてるし〜)
(前回の今吉チームがあらぶり過ぎだろ)
(てか、今吉さんが花宮に手を貸すとは)
(いや、単にキラに殺される様にや)
(うん、そんな気がしました)
(てか、高尾なにしてんだあいつ轢くぞ)
(霧崎色に染まった結果だな)
(高尾くん楽しそうですね)
(キラも楽しそうだぞ!)
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