ゲームを殺ろう! | ナノ
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キラと灰崎が何故か接近戦を始めようとしている一方で…

その2人から逃げて来た小金井は、ましても運悪く敵と出会してしまった。



「あらあら、誠凛の子じゃない」

「おぉ、コガじゃないか!」

「き、木吉っ…!」

「ちょっと、感動の再会みたいになってるけど今は敵なんだからね!」

「わかってるさ! って事で、コガには悪いが…死んでくれないか?」

「うっ…! そう簡単に殺られないよ! 木吉にだって負けないからっ!」



しかし、どう見ても小金井が不利である。武器はもちろんだが、余りこのゲームに慣れていない小金井が2人相手に戦えるかと言われたら無理に等しい。

だが、小金井にも意地はある。

それに相手が同じ誠凛の仲間となれば、逆に逃げたしたりなどする訳がない。

カチャリとマグナムを2丁構えると、実渕と木吉もマグナムとショットガンを構えた。


そして暫く銃撃戦を繰り広げた結果…地面に倒れているのは小金井だった。

むしろ、よく戦ったと誉めてあげたいレベルで小金井は頑張った。

さすがに致命傷とまでいかないが実渕と木吉に怪我を負わせたのだ。



「全く…なかなかやるじゃない。思ったより時間掛かったわね」

「いい動きだったぞ! コガ!」

「とか言いつつ、あんた容赦なかったわよね…」

「いくらゲームでも手加減は良くないだろ? それにコガも全力で向かって来てくれたからな」

「ま、まぁ…そうかも知れないけど」



そして小金井が消えた地面を見つめながら柔らかく笑う木吉を不気味そうに見つめる実渕だった。

相変わらず、なに考えてるかわからない奴だわ。なんて思いながらも何気に役立つ木吉に実渕は、驚いていた。


木吉の雰囲気的にこういったゲームが苦手そうなイメージがあったがどうやらそうでもないらしい。



「とりあえず、武器よね」

「正直、頼りがこのショットガンだけだからな。しかもさっきので弾薬を結構消費したからな」

「そうね。サブマシンガンとかあればいいんだけど」

「とりあえずは、支給武器を取りに行くか!」

「その前に手当てするわよ。軽傷って言うほど軽くはないんだから」

「おぉ、そうだな! 頼む」



そして桜井から渡されていた応急品でお互いを軽く手当てをしてからゆっくりとその場を去った。




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