ゲームを殺ろう! | ナノ

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足を滅多撃ちされた氷室は、力なく地面へ倒れる。

それに対してキラは、不機嫌そうに再び舌打ちをした。



「邪魔しないでよね。わたし、ちょっとムカついてるんだから」

「ア、アツシの事かい…?」

「そう。わたし仲間は大切にするんだよね。だから許せない」

「…それは君に殺されたチームの子達もそうなんじゃないかな」

「そうかもね〜。だったら仇をとりに来れば良いだけの話じゃん。わたしみたいに」

「ふふっ…そうだね」

「まぁ、いいや…わたしは桃色おっぱい追い掛けなくちゃいけないからさっさと殺す」



腹立つからあんたは、毒で死ねば良い。と良い放つと倒れている氷室に向かって小瓶を2つ投げ付けると桃井が逃げて行った方へ走り去った。


◆◇◆◇◆


そして桃井は必死に逃げていた。しかし、途中で小金井と出会してしまった。

しかも小金井の方が先に桃井に気付いてらしくて見事に足を狙い撃ちされ、バランスを崩して転んだ。



「あらら! ごめんね!」

「こ、小金井さんっ! くっ…負けません!」

「まぁまぁ、俺だって負けないし! って言いたいところなんだけど〜」

「おいおい、逃げんなよォー」



◆◇◆◇◆

しかしここで場面は、全く活躍していない花宮と青峰に変わる。



「今吉ざまぁwwwwww」

「あんた嬉しそうだな」

「当たり前だろバァカ。それに瀬戸が殺られたのは予想外だが、原と高尾も死んだから結果オーライだ」

「灰崎もなんだかんだで生きてんのなー。あいつ仕事してんのか?」

「さぁな。まぁ、お前は俺といればいいんだよ」

「へいへい」



ちなみに花宮と青峰は、新しい拠点と言うか高台で呑気に武器やらなんやらに細工中である。

まさに高みの見物である。

ちなみに青峰の仕事は、新しい拠点(高台)を探すことだった。

そんな花宮を青峰が護衛をするかの様に周りを警戒しているが、残念ながら花宮達の近くには誰もいなかったりする。


残りの連中がやたらと支給武器を目指しているせいもあるが、花宮と青峰は無駄に動き回らずに他のチームが潰し合って数を減らせばいいと思っている。


まさかに外道。


「そういやぁ、無冠の奴等みんな生きてね?」

「あいつ等、性格わりぃからな」

「え、それお前が言うの?」

「うっせぇよバァカ!」



そんな会話をしながら騒いでいる2人は、やっぱりなんだかんだで相性がいいのかもしれない。




(疲れた〜お菓子ちょーだい)
(ホンマ笠松にはやられたわ)
(それはこっちの台詞だぜ)
(ん〜まぁまぁかな)
(はいはい、お疲れ様〜)
(まさかのキラが激おこwww)
(桃井ちゃん逃げてーwww)
(今吉チーム一気に死んだなー)
(てか、室ちん殺られたの?)
(あぁ、アツシの仇だってね)
(しかも毒瓶投げられて放置www)
(キラさんマジ鬼畜!)
(花宮チームが全然だべ)
(まぁ、花宮は狡いからねぇ〜)
(まぁ、あの花宮だからな)
(花宮だから仕方ない)
(霧崎陣の団結力wwwwww)

残り 12人


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