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 06*(4/4)



そして桃井と氷室が移動を開始した、同時刻。



「わりぃ、1匹逃がした」

「まぁ、いいだろ」

「あれって確か、陽泉の…」

「なんかゴリラ撃った気分なんだけど。つーか、スコープとか伊月よく思い付いたな」

「もしかしたらイーグルアイ使えなくなるかもって思ってさ。だから、ならスコープかなって」



スナイパー瀬戸が誕生していた。

キラに言われた通り、次に会った時の為に支給武器を手に入れた花宮チーム。

手に入れた支給武器

アサルトライフル×1
デリンジャー×2
毒煙玉×3
金属バット×1

それに加えて、伊月の支給品がスコープだったのでアサルトライフルから遠距離から狙撃可能なアサルトライフルに出来る。

なのでスナイパー瀬戸が誕生した訳だ。

そして武器の振り分けは
花宮:デリンジャー、毒煙玉×2
瀬戸:アサルトライフル(狙撃可)
伊月:金属バット
リコ:デリンジャー、毒煙玉×1

当たりかと言われれば微妙だがないよりは、マシといったところだ。



「とりあえず、青峰と灰崎が来るまではあんまり派手に動くんじゃねぇぞ」

「もう近くには、来てるんだろ?」

「寝惚けて狙撃したらどうすっか」

「洒落にならないわよ…それ」

「とりあえず、あいつ等は武器持ってるみてぇだからな…まずは合流しねぇとだ」



ちなみに未だに合流出来てないのは、花宮チームだけです! 何度も言いますが、花宮チームだけです!

が、花宮の呼び掛けに青峰も灰崎も素直に応じたようでちゃんとこちらに向かって来ている様だ。

そして花宮に青峰から連絡が入るとよくわからない崖というか高台にいる花宮達から大荷物を持った青峰がキョロキョロとしているのを発見しすぐに場所を教えるとそのすぐ後に、灰崎も到着した。



「おらよっ…支給武器3つ分。あぁ〜クソ重かった」

「3つ分!? あんたどんだけ取って来たのよ!」

「俺は、2つ分開けたけど目欲しいのしか持ってきてないぜ」

「誰かに出会さなかったのか?」

「あ〜試しに2人殺った。後は、会ってねぇ」

「俺は、誰にも会ってねぇ。なんとなく勘で歩き回ってたわ」



なんとも恐ろしい2人である。しかし、花宮からしたら嬉しい誤算だった。

余り好戦的ではないリコや伊月に比べて、すでに2キルという灰崎にこの武器の多さ。

それに青峰も野生の勘だかなんだかわからないが、こいつは使えると花宮は心の中でニヤリと笑った。




(なんか知らん内に死んどった…)
(氷室さんに殺られました…)
(黒子お疲れ〜!)
(ゴリラお疲れ〜!)
(虹村さんと福井さん息ぴったりッスね…)
(俺も知らない内に死んでたんだけど!)
(ナイフでザックリやられてたべ)
(あ、若松はこれからお口チャックな!)
(え、なんでッスか!?)
(いいから黙ってろ、喋ったら…なっ?)
(言うこと聞いた方がいいッスよ…)
(お、おう…わかったぜ)

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