ゲームを殺ろう! | ナノ

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とりあえず、やべぇ。

何がやべぇってこのメンツがやべぇ。なんかもう、笑いが込み上げてくるもん。



「よう、来たなぁ。ワシがリーダーの今吉や、よろしゅう。それにしてもみんな無事でなによりや」

「いまよっさん! チッスチッス! あ、真島キラですわよ!」

「キラさんテンション高ッ! あ、秀徳の高尾和成っす。よろしくでっす!」

「原一哉だよん」

「ん〜紫原敦。てか、みんな顔見知りだよね? 自己紹介の意味なくな〜い?」



うん、紫くんの言う通りである。わたしは、高ちゃんと紫くんとはそこまで関わりはなかったけどいまよっさんとは連絡取り合う中ですし!

わたし以外の4人は、なんだかんだで仲良くは無さそうだけど、一応関わりはあるみたいだからねぇ。

とりあえず、わたしのチームはリーダーがいまよっさんでチームメイトが原ちゃん、高ちゃん、紫くんです。

ねぇ? なんか面白いチームでしょ? いまよっさんとあたしが同じチームとか絶対に花宮涙目だよ! やったね!



「で、わたし聞きたい事あるんだけどいまよっさん、オッケー?」

「別にええけど…そのいまよっさんって呼ぶのやめへん?」

「えぇ、今更!! じゃあ今ちゃんで! で、みんなは誰狙いなのか教えてちょーだい!」

「ワシ、先輩なんやけど…まぁええけど。で、誰狙いかって話やな?」

「そうそう! 真っ先に狙いたいのは誰かって!」



まぁ、いまよっさん改め今ちゃんがなにやら言いたそうだけど、とりあえず無視をする。

そしてうーんと唸りながらまいう棒を食べている紫くんと、相変わらずヘラヘラしてる高ちゃん。

原ちゃんは、なにやら腕時計でなんかしてる。裏切り者か! とか思ったけど、原ちゃんならこんな堂々とやらないと思うわけで〜。



「とりあえず、ワシはキラと原と同じやと思うで?」

「じゃあ、せーのッ!」

「「「花宮ッ!」」」

「ちょ、今吉さんならわかるっすけど…キラさんと原さんッ…ちょ、ブフォッ!!」

「俺は、木吉か火神かな〜ウザいし」

「サラッと紫原が入ってきた! ん〜、俺は強いて言えば真ちゃんかな? てか、真ちゃんが俺を狙ってくると思うっつーか」



・・・ふむふむ。
わたしと原ちゃんと今ちゃんが花宮狙いで、紫くんが木吉、火神狙いで、高ちゃんが緑くんか!

うん、そのくらいならこのメンバーなら余裕そうなんだけど。

そして今ちゃんを中心に今日の動きを話し合い始めた。




(てか、紫くんなんでまいう棒?)
(支給品まいう棒にしたから〜てか、紫くんてなに)
(え、じゃあむらちゃんとか?)
(むらちゃん…なんか卑猥っ!)
(…高尾捻り潰すよ)
(じゃあ、あっくんね! ドヤッ?)
(まぁ、それならいいけど〜)
(てか、ワシの話聞いてくれへん?)
(あ、ごみんに! 続けて続けて〜)
(お、おう…ちゃんと聞いててな)



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