ゲームを殺ろう! | ナノ

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「氷室とペアか」

「不満かい?」

「いや、むしろ頼もしいくらいだ。勝つ気満々だろ?」

「まぁ、真っ正面からなら勝てる自信あるけど。不意打ちとかは、さすがに…ね?」

「とりあえず、移動するか。武器の確認もしたいしな」

「OK」



前々回、余り活躍が出来なかった伊月と前々回前回と驚異の殺意を見せた氷室のペアだ。
誠凜の中では、好戦的な伊月と常に好戦的な氷室。
ある意味、相性はいいかもしれない。



「・・・チッ」

「人の顔見て舌打ちって失礼じゃないッスか?」

「あ? うっせぇ。さっさと移動するぞ」

「ちょ、ちょっと!!」

「あ? んな遮蔽物もねぇとこで喋ってられるか。さっさと付いて来い」

「わ、わかったッスよ」



まるで会話にならない!
まさかのキセキ嫌いの花宮と、キセキの黄瀬のペア。
更にチーム戦優勝者とチーム戦初脱落者の夢のペアである。

しかし、相性は良くなさそう。そして運も悪そうである。



「おぉ、花宮んとこの!」

「うわぁ…」

「よろしくな!!」

「お、おう…」

「それで名前はなんて言うんだ?」

「いや、そこからかよ!!」



全く期待されてない霧崎唯一の良心(?)の山崎と霧崎の天敵の誠凜木吉のまさかのペア。
ある意味、他の霧崎メンバーじゃなくてよかったレベルの木吉は霧崎の地雷である。
しかし、山崎も木吉は苦手なので相性は悪いのであった。



「っ!」

「おぉ、テツか」

「青峰くんとペア…ですか。なんだか嬉しい様な怖いような」

「そこは素直に喜んどけよ。まっ、相方がテツならなんも問題ねぇわ」

「僕、戦闘はからっきしですよ?」

「んなの知ってるっつーの」



まさかの旧光影コンビ!
バスケの相性はバッチリだが、戦闘特化過ぎる青峰と隠密特化の黒子。
バトルでは相性は余り良くなさそうだが、何故か安心するペアである!!



「あっ、赤司だぁ!!」

「ふむ、葉山か」

「今回こそは優勝貰っちゃおーぜ!!」

「あぁ、そうだね。俺はこのゲームに参加するのは初めてだけど、頑張るよ」

「とりあえず、武器だよな! 武器!」

「なら地形を把握しつつ、移動しよう」



厨二病は直ったのか? 急に落ち着きを取り戻した赤司とハイテンション葉山のペア!!
僕司ではなく、俺司になった事でかなり柔軟に動きそうだとモニタリング組からの期待は大です。

そして全てのペアは、なんだかんだ仲間割れなどはせずに共に行動を開始した。




※モニタリング組
(う、うわぁ…(ドン引き))
(原と霧崎マネが怖すぎる)
(花宮と黄瀬はすぐに死にそうだよなぁ)
(今吉と高尾もやべぇよな)
(相方を取られた火神はどうだ?)
(べ、別に気にしてねぇ…です)
(氷室と紫原はまた別アルか)
(また殺し合いそうじゃなぁ…)
(鉄平、大丈夫かしら…)
(木吉ならきっと大丈夫だよ!)


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