ゲームを殺ろう! | ナノ

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「イヨッシャーーッ!!!」
「数秒差って…マジかよ」
「いや、原さんマジ格好良かったッス!」


ぴょんぴょんと跳ねて喜ぶキラと、数秒差という事実にショックを受けている原。

もう少し原が粘っていればもしかしたら、キラが先に死んでいた可能性もあったのだ。



「賞金っ! 賞金っ!!」

「あ、今回は個人戦だし俺と原さんも賞金あるッスよ!」

「あれ? そうだっけ? ならいいや」

「いや、いいのかよ!?」
「てか、本当にキラが優勝したね」
「やっぱりキラはキラだった」
「チッ…全部、虹村が悪い」



そしてキラの優勝に納得している霧崎メンバーだったが、花宮だけは納得していないのかブツブツと文句を垂れている。

そして念願の賞金を貰ったキラが嬉しそうに笑っている。もちろん、原と高尾も賞金を貰った。



「よしよし! 今日は、優勝したキラちゃんが! 優勝にした! キラちゃんが!! パフェ奢ってやる!」

「そんな強調しなくてもwwwww」

「キラちん、俺もいいのぉ〜?」

「いいよ! 高ちゃんとあっくんと修ちゃんと祥吾くんは、強制参加ね!」

「マジかよ…死にてぇ…」

「いや、お前キラに殺されてんじゃん。2回も」

「それならあんただっ…」

「あ?」

「なんでもないです」



そして何故かノリノリで参加者全員にパフェを奢るキラであった。ちなみに言葉通りパフェのみである!

というか、ただの打ち上げみたいなノリになりました。

もちろん、キラのイタズラやら原と高尾の悪ノリでバカ騒ぎをしているだけである。



「てか、原さんってホントにキラさんの事よく知ってますよね!」

「まぁ、霧崎の中だと1番付き合い長いしねん。よく一緒にザキとか花宮にイタズラするから」

「イタズラwwwww」

「だが、あの木登りは異常なのだよ」

「確かに、アレはおかしい。てか、花宮がわりぃ!」

「あぁ!? テメェの方が先に殺られただろうが!」

「原さんと高尾もなかなかだったッスよ。次は、負けねぇッスよ!」



そしてキラがいない間に盛り上がる面々。ちなみにキラは、逃げ出した灰崎を捕まえてキラ特製パフェなる怪しい物を食べさせている。

それを興味津々に見ているのは、紫原と赤司である。

他のメンバーもなんだかんだで楽しそうで、打ち上げは大いに盛り上がった。




(祥吾くん構うの飽きたから帰って来た)
(散々構っといてwwwww)
(しかし、なんで赤司と紫原まで…)
(みどちんこそなんでこのメンバーに混じってんの〜?)
(た、高尾に呼ばれたのだよ!)
(僕は、霧崎の方々に彼女の弱味でも聞こうかと)
(赤司っちが地味に怖いッス…!)
(キラの弱味とか俺等が知りたいくらいだよね)
(ん〜? 色仕掛けとかは? 室ちんとか)
(ぶは、無理無理。だってキラだよ?)
(キラだよ?に納得してしまった)
(ん? わたしの弱味は…ずばり金だ!)
(自分で言うッスかwww しかも金wwwww)

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