▼ 02*(1/4)
とりあえず、時間を確認すると今は朝の7時らしい。リアルだと確かに昼過ぎだったはずだけど、ゲーム内だと7時なのね。
まぁ、期間は3日間だし。
リアルタイムでやれる訳ないよねぇ〜。
まぁ、まずは電話でもしましょうか。
えと、チームリストから…
「"はいはぁ〜い、原ちゃんですよ"」
「まさかの同じチームだったね!」
「"ねぇ〜。しかもリーダーがヤバいよね"」
「もうこれは、全力で花宮を潰すしかないよね!」
「"あぁ〜キラが楽しそうでなによりだよ。で、今どこいんの? 近くなら合流したいんだけど"」
とりあえず、原ちゃんが同じチームでした。しかも同じ霧崎ということで、真っ先に連絡した訳です。
正直、霧崎のメンバー全員をぶっ殺したかったんだけど仕方ない。
むしろ、原ちゃんならわたしに乗ってくれるし! 楽しめそうなので気にしない気にしない。
てか、普通にわたしのチームの奴等はみんなヤバいから大丈夫だ! 任せてくれ!
そんな事を考えながら地図を出して、自分の位置を伝えると原ちゃんが唸り出す。
「"ん〜、ちょっと遠いかなぁ。でもキラの事、1人にするのもアレだし〜"」
「ん? 大丈夫だよ? 他のチームの奴に会ったら、問答無用でぶっ殺すから安心して!」
「"うん、すげぇ頼もしいけど…まずはチームの奴等と合流しようよ"」
「えぇ〜とりあえず、花宮探してくるよ」
「"ちょ、だからダメだってば! あぁ、もう! 他の奴に任せられないし…急いで行くからそこにいて"」
いや、だってチーム戦ですし。キル数稼いだ方がいいじゃん?
そんな事を考えていたらいつの間にか通話が終わっていて、とりあえず原ちゃんが来るっぽいから大人しく待つことにした。
ちなみにさっき武器支給の通知が来たんだけど、原ちゃんにとりあえず動かないで! とすぐに連絡が来たので渋々待ってます。
あー、新しい武器欲しかったのになぁ。ロケランとかロケランとかロケランとか!
とか、考えてたらなにやら足音が聞こえてくる。
そして原ちゃんかな? とか思いつつ身を隠すあたしは、さすがだと思う。
暫く身を潜めているとそこには、笠松さんがいました! しかもわたしに気付いてない。
あれ? これチャンスじゃね?
確か、笠松さんってリーダーだったよね?
まぁ、とりあえず! 殺せるのなら殺してしまおう! ということで、腰に差しといたサバイバルナイフを構えた。
prev / next