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そして結局、コンビニやらに寄ったりしつつ…ひーちゃん家に戻って来てしまった訳だが。とりあえず、夕飯は済ませてるからいいんだけどさ…。
それよりも普通にコンビニで下着を買うの恥ずかしかったんですけど、店員にすげぇ顔されたんですけど!!
「風呂、先入ります? パジャマは適当に俺の貸すんで」
「そしてわたしを無視して、着々と話を進めていくーーう!!」
「えっ、一緒に入りたいんです? 俺は、別に構わへんけど」
「いや、言ってない言ってない!! どんな耳してんだ!!」
「そんな必死にならんくてもええやないですか。で、どないするん? 先に入ります?」
「あ、後に入ります…」
流石に人様の家で1番風呂に入るのは、気が引ける…アレ? でも前に赤也ん家では先に入った様な…。
そして、 "なら先に入ってくるわ" とあっさりわたしを置いて部屋を出て行くひーちゃんである。
と、とりあえず…今のうちに明日の始発を調べて…ともだちに連絡をして置こう。間違いなく部活には、遅刻するだろうし。ていうか、絶対に怒られる…主に精市とか精市とか精市に。
そして始発の時間を調べてから、ともだちに電話をして事情を話すと物凄く呆れられました。そして、明日の部活に遅れる事は伝えておくけど事情は自分で話なさいとか言われて、絶望した!
ぴ、ぴえんっ…!
だがしかし、わたしが悪いのでそこは仕方なく受け入れよう。
そんなこんなで、色々としている内にひーちゃんが部屋に戻って来ました。
ひ、ひえーっ! イケメンだぁぁ! 水も滴るなんちゃらだぁぁ! 合宿中でも見る事がなかった、お風呂上りのひーちゃんだぁぁ!
「…なん? そないな変な顔して。あ、シャンプーとかは適当に使ってええから」
「お、おん…」
「パジャマは適当に持ってきますわ。場所、わかるやんな?」
「それは、まぁ…うん。手を洗いに行ったしね」
「まぁ、見られて困る部屋とかあらへんし別に間違えても構わへんけどな」
「そ、そんな事はしません!」
そして意を決して、コンビニでゲットした下着を持ってお風呂へと向かう。
ていうか、部屋を出る時にひーちゃんに頭をポンポンと撫でられて "どんだけやねん" と笑われた。いや、普通に緊張というか、申し訳なさとか色々とあるんじゃい!!
そしてそわそわとしながら、落ち着かないお風呂を済ませた。途中で脱衣場にひーちゃんが入って来た時とか、心臓飛びてるかと思ったからね。
まぁ、"ここに着替え置いとくッスわー" とかなんとか言ってすぐに出てったんだけどさ。
し、心臓に悪いぜ。
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