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そして翌日、あたしはブリッジにてナタルさん達のシュミレーション訓練の様子を見ていた。

怪我に響くから部屋にいた方がいいんじゃないかとナタルさんに言われたが、1人でいるのも落ち着かなかったのでこうしてブリッジにいる。


そしてなにやら通信が入ったとかで、ナタルさんが立ち上がると同時にブリッジの扉が開いてあの偉い人と見慣れた人が現れた。

そしてなにやらお互いに自己紹介をしているとアズラエルさんと目が合った。



「あぁ、エルナッ!」

「ア、アズラエルさん…あのすいませんでした」

「いいんですよ。エルナが無事で何よりです。しかし、あのアークエンジェルから帰ったと聞いた時は、驚きましたけどね」


急いでアズラエルさんのところへ向かい、頭を下げるとあたしの頭を優しく撫でると何故か抱き締められて言葉を失う。

え、なにしてるんだろう…この人。

ビックリして身動きが取れないあたしに、助け船を出すように偉い人が口を開いた。



「…し、しかしアークエンジェルと言えば、バジルール少佐は前にアークエンジェルの副長をしていましたな」

「へぇ…それは好都合。我々は、今からそのアークエンジェルを撃ちに行くんですからね」

「・・・・っ」



ゆっくりとあたしを解放したアズラエルさんだったか、それよりもアズラエルさんの言葉に耳を疑う。

そしてその背後から現れた、ずっと会いたかった4人があたしを見るなり目を丸くする。

色々な事がいっぺんに起き過ぎて頭がパンクしそうだったけど、あたしの体は自然と動いた。



「みんなッ…!」

「…エルナ?ぶふッ!」
「「「エルナッ!」」」

「…会いたかった」

「…ちょっとエルナ、泣かないでよ冷たい」

「ったく、心配掛けやがって」
「もうホントだよ」
「でも元気みたいでよかった」



そしてあたしがシャニに飛び付くといつもの様にちゃんと受け止めてくれた。相変わらずの反応だったけど、言葉とは裏腹にあたしの頭を優しく撫でてくれた。

オルガもクロトもティキもみんなが無事だった事、またこうして会えた事が嬉しくてまた涙が溢れた。

そんなあたし達にアズラエルさんは、もう君達は部屋に戻っていいと言ってくれた。

さすがのアズラエルさんも気を使ってくれたみたいで…ありがとうございますと頭を下げてからシャニ達とブリッジを後にした。



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