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そしてあたしは、ディアッカの案内でブリッジにて今までの謝罪とお礼を伝えた。

もちろん、その場にいない人もいたと思うけど…少しでもあたしの気持ちが伝わればと思ってやった事だった。

だけど、やっぱりいい顔をしない人もいた。名前は知らないけど…青髪の人はずっとあたしを伺うような視線を向けていたし、きっと警戒してるんだろうなぁと思った。

けど、一番ビックリしたのはそんな青髪の人に女の子を睨むな!と怒鳴り付けた人があたしが攻めたオーブの人だった事だ。

そしてそんなあたしに私は気にしてないぞ!なんて言ってくれたけど…絶対に嘘だと思った。だけど、変に追求せずにあたしは頭だけを下げた。

そして怪我に障るからとマリューさんに言われて、部屋に戻ってる途中でずっと気になっていた事を聞いた。ちなみに部屋まで送ってくれているのは、ディアッカだ。

それにしてもディアッカは本当に捕虜なんだろうか。自由に出歩いてるみたいだし…不思議だ。そういう、あたしも別に拘束されてる訳じゃないけど。



「ねぇ、キラは?」

「ん、あぁ〜…自分の部屋にいるんじゃねぇかな」

「…キラ、なにかあったの?」

「さぁ?詳しくは知らねぇけど…なんか部屋から出て来ねぇみたいだぜ」

「…そうなんだ」

「気になるなら行ってみるか?まぁ、部屋に入れてくれるかどうかは別として」

「大丈夫なの?」

「嫌なら出て来ねぇだろうし。別に声掛けるくらい大丈夫だろ」



…相変わらず、ディアッカは適当だ。

でも最初にあたしを気に掛けてくれて…信じてくれたのはキラだからちゃんとお礼が言いたい。

なので、なんだかんだでディアッカにキラの部屋に案内して貰った。しかも案内しただけで、何かあれば呼べよ〜なんて言いながらディアッカはどっかに行ってしまった。

あたし…全然部屋とかわからないのに酷い。

そしていつまでもキラの部屋の前に突っ立ってる訳にもいかず、恐る恐る部屋に向かって声を掛けた。



「キラ…あたし、エルナなんだけど…」

「…エルナ?」

「…うん。少し話がしたいなって思ったんだけど」



部屋の中から聞こえたキラの声はなんだか弱々しくてどこか元気がない様な気がして、やっぱり体調でも悪いのかと来た事を後悔した。

そしてやっぱり後で大丈夫と言おうとした瞬間にドアが開いて、ビックリしていると中に入っていいよとキラがあたしの手を引いた。



◆ブリッジ内
(でもまさか頭下げに来るとはなぁ)
(彼女なりのケジメなんじゃないかしら)
(まぁ、色んな事情があるからな)
(そうね。そういえば、キラくんの様子は?)
(相変わらず、部屋から出て来ねぇよ)
(何があったのかしら…)
(さぁな。今はそっとしとくしかないだろ)
(そうだけど…心配じゃない)
(まぁ、また後で声掛けてみるよ)
(私もそうするわ)

※御都合主義過ぎて笑う




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