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今日は、朝からオルガ達と最終テストだとかで特別ルームで特殊訓練と身体テストを行った。

そして、今日が初陣になるからと念入りにテストをさせられているオルガ達を俺はただ見ていた。

まぁ、俺は軽いながら一応実戦は経験済みだし…今日の出撃はオルガ達のテストって感じだろうな。


それで、それよりも問題なのがエルナが出撃するって言ってた事だな。まぁ、間違いなくエルナは出撃する事はないだろうけど。

オルガ達だけで事足りるだろうし。それに加えて俺も出撃するから、エルナの出撃する理由はないに等しい。


でもエルナの事だから、アズラエルに無理を言って出撃する可能性もあるから気は抜けないんだけど…

正直、暴走する可能性が高いオルガ達をフォローしながらエルナもフォローっていうのはさすがに骨が折れる。

だからエルナには、大人しくしててもらいたんだけどねぇ。



「よし。No.02、No.03、No.04全部クリアーだな。後は、こちらで調整をする。お前等は部屋に戻れ」

「チッ…偉そうに」

「ほら、オルガも行くよ」

「わかってるっての」



研究員に舌打ちをするオルガに対してシャニとクロトは、特に気にした様子もなくスタスタと待機部屋に向かう。

特にシャニは、目が虚ろでこちらに気付いていない様な気さえした。

stage4のシャニは、前よりもあからさまに口数が減った。理由を聞いたがなんだかすぐにイライラして気分が悪くて喧嘩になるからだとか。

だけど、エルナといる時は比較的冷静でいれるらしく静かにエルナの隣で寝ていたり、音楽を聴いている事が多い。



「エルナ、本気で出るつもりかな」

「でもあのおっさんは、出す気ないって言ってただろォが」

「だけどエルナがそれで納得するとは思えないんだよねぇ」

「…まぁ、そりゃあそうだけど。勝手に出れるもんでもねぇだろ」

「いや、エルナなら出れると思うよ?立場的に結構上だし。アズラエルにさえ気付かれなければ…だけど」

「…あいつならやりかねねぇな」



オルガとそんな話をしながら出撃の命令が入るまで時間を潰した。シャニはいつもの様にアイマスクをして寝ていて、クロトはゲームをしていた。

そんな2人を時折、気にするオルガに大丈夫だよとなんの根拠もない言葉を掛けた。




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