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「#エロ」のBL小説を読む
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03 (4/5)
◇◆◇◆◇
出発地点から北西の位置。
多くの住宅が建ち並ぶ、その内の一軒家に四天宝寺のメンバーはいた。
集合を掛けたのは白石だったが、最後に到着したのは白石と千歳だった。
血塗れの金色と一氏を抱えて。
遠山は泣き叫び、忍足や財前は言葉を失い。石田は、静かに涙を流し。白石と千歳は、血塗れの2人を綺麗にしてからシーツを掛けて涙した。
「う、そやろ…?」
「嘘やないっ…これが現実や」
「も、もう嫌やぁっ……」
「…殺るしかないんじゃないッスか。ただ逃げてるだけで逃げ切れる訳ないッスわ」
「財前の言う通りやで…俺等は逃げ切るんや。生きて帰るで!」
「せ、せやけど…殺すやなんて」
「…謙也さん、そんな事言うてはる場合やないんですよ。殺られるくらいなら殺るまでッスよ」
財前の言葉に白石と千歳がゆっくりと頷いた。そして未だに泣き叫ぶ遠山を慰めている石田だったが、石田も静かに頷いた。
そして白石が遠山にゆっくりと丁寧に説明をすると言うことでここに残る事になった。つまり2人1組で動く事にした。
しかし、支給武器は見せ合いはしたものの交換などはしなかった。
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────
―――――
そして中心部。
「ご、ごめんなさいっ…ごめんなさい…」
「うっせぇ!黙ってろ!チッ、あっちからも来やがった。テメェ、武器はどうした!?」
「リュックにっ…」
「チッ、手榴弾か。目立つが仕方ねぇな…オラァァア!」
「キ、キャァアアッ…!」
2体の鬼に追われていたのは、竜崎と亜久津だ。亜久津が南の合流指示を無視して1人でフラフラと歩いていたところに顔を真っ青にした竜崎がぶつかって来たのだ。
そしてまともに話せそうにないくらい体を震わせている竜崎の様子を見て、状況を把握した亜久津は竜崎を抱えて走っていたのだ。
よく見れば竜崎の体はボロボロでよく今まで逃げ切れていたと思うくらいだった。
そして物凄い爆風から竜崎を庇うように抱き抱えて飛び退くと、2人を追っていた鬼は木っ端微塵子になってこの世から消えたのであった。
―――
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出発地点から南東の位置。
そこには、芥川を除いた氷帝メンバー無事に合流をしていた。
海辺の小屋にて作戦を練っていた。まずは、食料…そして他の学校との合流…または情報交換。
そして
アサシン
の存在について。しかし、この中にアサシンがいるなら既に誰か殺られてるだろうという事で一先ず、保留になった。
「食料は、北にある街中で手に入れるとして…他の学校の奴等とも話し合いてぇよな」
「…なぁ、ジローは璃亜を探しに行ったんだよな?」
「せやで。無事に見付けて一緒にいてくれるとええんやけど…俺等は出発が最後の方やったからなぁ」
「とりあえず、支給武器確認しますか?俺は、これ…探知機ですかね?」
「うわっ…日吉のやべぇ。なんだよ、それ」
「レミントンM31RS…ショットガンですね」
そして結局、氷帝のメンバーは3人1組で行動をする事にした。武器は、もちろん跡部の指示の元に分けられた。
2組が芥川と璃亜の探索、他校との情報交換で、残りの者はここで探知機の反応を確認しつつ他校の生徒だった場合、警戒しつつ保護するという事で話がまとまった。
氷帝:小屋待機 [跡部・滝]
(…ねぇ、跡部?)
(アーン?なんだよ)
(俺等の中にアサシンがいたらどうするの?)
(ハッ、その時はその時だ)
(…そうだよね。それにしても慈郎、大丈夫かな…)
(あいつは、やる時はやるヤツだ。心配しなくても大丈夫だろ)
(ふふっ、跡部が言うと本当に大丈夫に聞こえるから不思議だよ)
(ハッ、なに言ってやがる。いいから探知機から目離すなよ、萩之介)
(あぁ、わかってるよ)
※支給武器、所持武器、生存者等
ネタバレがある可能性があるので
閲覧にご注意下さい。→
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