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06*(3/4)


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理由はよくわかんないけど、なまえちゃんが俺を避けてるっていうか逃げてるのはわかった。

それに昨日までは、普通に俺のいう事に何も言わなかったのに今日は全部ダメだって言うC。全然、目も合わせてくれない。

だから、俺がなんかしたのかもって思ってなまえちゃんに聞こうとしたら、逃げる様にどっか行っちゃうから追い掛けた。

そしたら凄い怯えた顔でなまえちゃんが逃げるからなんかムカついた。だから、壁に追い込んで思った事を言うと今度はなんでか困った顔をされて意味がわからなかった。


それで、今はおっしーに言われたから俺の隣に座ってるけど変な感じがしてなんか嫌だ。しかも、ジィーッとなまえちゃんを見つめても全然こっち向いてくれないC。



「…うぅ、なまえちゃん」

「えと、なに?」

「なんでこっち向いてくれないんだC〜…」

「なんでって…今、授業中だからかな」

「むぅ〜…じゃあ授業終わったら起こしてね?」

「え?う、うん。わかった…出来たら起こすね」



なまえちゃんと話したいのに授業だから、話せないし。仕方がないからいつも通り、なまえちゃんに寄り掛かって寝る事にした。

だけど、俺が寄り掛かるとなまえちゃんがビクリと肩を震わせてゆっくりと顔を上げると、やっぱり目を合わせてくれなかった。

でも嫌だとか言われてないから、なんかモヤモヤするけどそのまま目を閉じた。


―――
――――
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だけど、次に俺が目を覚ました時になまえちゃんはいなかった。その代わりにおっしーが呆れた様なすまなそうな顔をして俺を見ていた。



「よう寝とったなぁ」

「・・・なまえちゃんは?」

「みょうじなら、なんや友達が倒れたらしくて保健室や」

「俺、起こしてって言ったのに」

「いや、みょうじは電話が掛かって来るまでは、ジローを起こそうと肩揺すったり声掛けたりしてたで?」

「でも俺は起きてないC」

「そりゃ、なかなか起きなかったジローが悪いんちゃうか?それに友達が倒れたって言われて、心配せんヤツがいるか?」



それとみょうじからごめんねって言うといてくれて言われたわ。と付け加えるとゆっくりと立ち上がるおっしーの口調がいつもよりきつく感じた。

・・・友達が倒れた。
なまえちゃんがそんな嘘を付く訳ないC。多分、本当に友達が心配で保健室に行ったんだろうな。

だけど、今日のなまえちゃんの様子が変だったせいで全然一緒にいれなかったから…俺じゃなくて友達を優先されたのがショックだった。


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