×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

(2/4)


ほんで、その日を境に俺とみょうじが付き合ってるとかなんとか噂が流れる様になった。

まぁ、急に教室飛び出したかと思ったらみょうじと一緒におればそりゃあそうなるわな。ちゅーか、付き合っとるんは事実やし別にどうでもええけど。


ほんで、俺は部活があるから行けへんかったんやけど今日はミーティングだけやって聞いとったからみょうじと一緒に動物病院に猫の様子を見に行く約束をしとった。

せやから、ミーティング終わるまで部室の近くで待っとるように言うといてみょうじが頷いたんを確認して部室に向かった。


―――
――――
―――――


やっとミーティングが終わって、みょうじにどこにおるんかメールを送って、部室を出ようとしたら白石部長に捕まった。

なんや、俺にずっとなんか言いたそうにしとったんは知ってたんやけど、どうせみょうじの事やと思って無視しとった。



「なんスか?俺、今日は用あるんスけど」

「みょうじさんと付き合っとるって噂ホンマなん?」



白石部長にそんな事を聞かれたと同時にメールが来て、とりあえずメールを開くとまさかのカラメやった。

いつもボーッとしとるけど今までみょうじがカラメなんて送って来た事はなかった。

……………。

とりあえず、白石部長にせやったらなんなんスか?と答えてからすぐにみょうじに電話を掛けるが出ない。

本格的におかしい。
さっきカラメ送って来たのに電話に出えへんってのは絶対におかしい。

バッとカバンを掴んで部室を出ようとしたら白石部長に腕を掴まれてイラッとした。



「…離して下さい。急いどるんで」

「まだ話終わってへん」

「俺は、話すっ…」

「イヤァァアァッ!」



俺は、話す事ないと白石部長に言おうとした瞬間、悲鳴が聞こえて思わず白石部長の手を振り払い部室から飛び出した。

さすがに悲鳴でみょうじって判断出来へんけど、さっきのカラメといい電話といいみょうじになにか遭ったとしか思えへんかった。

悲鳴が聞こえて来た方向的を頼りにみょうじを探しとると体育倉庫が目に入り、嫌な汗が流れた。

そして体育倉庫を開けるとそこには、おらんで欲しかったみょうじが複数の男に組み敷かれて激しく暴れてるのが見えた。



「財前っ!そこにおるっ…」

「…殺したる」

「なっ…ちょ!財前待ち!!」



後ろから白石部長等が付いて来てたとかどうでもよくて、俺はカバンを放り投げてそいつに向かって行った。


prev|next

[戻る]