泣き顔(今吉)
─────---- - - - - - -
「桐皇学園vs誠凛」後
翔一と帰宅中。今日あった出来事を回想してみた。桐皇学園は負けた。そして、三年生は引退。何とも思わない訳がない。引退の言葉も雰囲気を楽しませる言葉だったけど、翔一達は目が腫れていた。
『ねぇ、泣きたい時は泣けばいいんじゃないの』
「泣き顔を晒せっちゅうんか?」
『それもあるけど、そうじゃなくて、マネージャーやってただけの私でもこんなに苦しいんだよ?』
「せやな、だったらなまえが泣けばええんちゃう?」
『だって、翔一は我慢してんじゃん、それに引退の前泣いてたくせに、』
「おうおう」
『一人で泣かないでよ、彼氏を励ますのは、マネージャーの仕事じゃなく、彼女の特権、でしょ?』
『一人はやだ、よ』
「そな泣きそうにならんでくれ」
『だって、だって、』
「せやなー、ならワシを励ましてくれんか?」
『する、』
私は翔一に抱き付いて、撫で、ようとした
『、、、届かない』
「ちっこくて可愛いのー」
『もっもう!ちゃかさないでよ!』
「ホンマにちっこくて可愛いからのー」
『しょ、翔一も、、翔一は負けても勝ってもカッコイいよ!性格抜かしたら』
「最後の一言は余計や!」
『だって本当だもーん!』
これからも、辛いことがあったら、こうやって励まし合いたいな
『翔一、』
「ん?」
『大好き!』
「ほんならワシは愛してんでー」
『なんか恥ずい』
私達は手を繋いで帰った
(そういえば真が観に来てたよ、それで妖怪って言ってた!その通りだね!)
(なんやー皆してワシの悪口かいな)
(それくらい翔一が好かれてるって事じゃない?)
(照れんなー)
・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・:
初の黒バス夢は今吉さんにしました!
←