風邪と凛の手(凛)
─────---- - - - - - -
夏休み大会前私は風邪をひいた。それでも私は凛に会いたいから大会に参加した。勿論タイムはあがらないし、午後から雨。傘をささないでバス停まで渚と競争したら…悪化した。今日だって普通だったら友達と仲良く学校に登校してるはずだったのに…
『何だよ38,2℃って!夏休み終わってから一度も学校行ってnゲッホゲホう゛〜』
「学校始まる前日まで課題に手つけないで1日で終わらそうとしてオールしたら治るもんも治らないだろうよ」
『ごもっともでございます』
「んで課題は終わったのか?」
『英語と数学と家庭科と美術が終わってないからやっといてぇ」
「結局終わってねぇのかよ。あと課題は自分でやれ」
『風邪ひいてんだから出来ないよ』
「風邪ひいてんのに大会出るから悪い」
『だって凛に会いたかったんだもん』
「………はぁ」
凛はため息を吐いてから私のおでこに手をあてた
『凛の手冷たくて気持ちいい』
「はやく治せよ」
『うん』
「んではやく課題やれ」
『凛がまた来てくれるならやる』
「…あぁ」
凛の頬が少し赤かったのは気のせいかな?
『おやすみ、凛』
「おやすみ…巳波。はやくよくなれよ」
凛の手が好きなんだ
+--+--+--+--+--+--+--+
風邪ひいた時は凛に看病してもらいたい
←