名門貴族、篁家に生まれるも、篁家は近年退魔師としての功績を振るっておらず、強い力を持って生まれた銀子は過剰な期待をかけられて育った
周りをよく見ているのは、常に一族の顔色を窺っていた名残である
傾きかけている家の尊厳を守るため「篁の誇りは私が守りますわ」が口癖になってしまっている
張り付いてしまった無表情とその美貌から、親戚連中から「銀の君」と呼ばれている。しかし敵視されている家々からも皮肉を込めてそう呼ばれるため、銀子にとってはこの上なく苦痛
責任感が人一倍強いが、同時にとても繊細であったため心の奥底ではいつも逃げたがっている
母親が涼太郎の母親と親友で、唯一自分の弱みを見せられる涼太郎をずっと大切にしてきた。涼くんと呼び、涼太郎の前でのみ表情が動く
浴びせられ続ける重圧に、涼太郎に支えられて何とか耐えしのいできた
3つ上の兄がいるが、何をしても兄よりも飛び抜けて良い結果が出せてしまい、周りも銀子だけを褒めた。それでも尚自分に優しく接してくれる兄に対しずっと罪悪感を抱いており、学園に入学する際に逃げるように寮に入った
兄のことを愛するが故「自分さえいなければ兄に辛い思いをさせることもなかった」と思い込んでおり、自分が家を出ることで兄の心労が少しでも減らせればと願っている


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